幼馴染み。

可愛い ページ26

貴｢どこ行こうかー？｣




シ｢スキーとかは？丁度この近くにスキー場あるらしいから、行かねえ？｣





貴｢お、行く行くっ｣








スキーなんて久しぶりだなぁー


と思い、わくわくしながら微笑むと、シルクが握っていた手にぎゅっと力を込めたのがわかった。








貴｢シルク？｣




シ｢…可愛い｣




貴｢…ぇ｣







いきなりの事に驚いて、目を大きくさせると













シ｢…！あー、あの犬がっ、、尻尾振って歩いてんの可愛いなと思って。｣












あぁ、なんだそういうこと。



確かにシルクの視線の先には、犬の散歩をしているおじいさんがいた。














貴｢…早く行くよ｣









てっきり私に言ってくれたのかと思って
期待したのに…。









貴｢ちぇ…｣









私はシルクの手を引いてスタスタ歩き出した。






















その時、シルクの顔がリンゴのように真っ赤だった事を私は知らない。

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