幼馴染み。

好きだから。 ページ17

貴｢可愛かったね…｣





成瀬さんが去った後、

マサイが屋上に私のお弁当を持って来てくれて、2人で食べながら話していた。






マ｢成瀬の事？｣



貴｢…うん。成瀬さん、すごい可愛い。
あんな事頼んでくるのは嫌だけど…
きっとそれくらいシルクの事好きなんだろうね｣








自分で言いながらズキッと胸がいたんだ。









マ｢なんで協力しなかったの？｣







貴｢…………分かんない。｣









心の中では分かっていた。




私だって好きだから、協力出来なかった


くっついて欲しくないって思っちゃったから…









マ｢シルクの事、どう思ってる｣






私は、びっくりしてマサイの顔をガン見してしまった。






けど、、、





マサイは、すべてを見透かしたような目で私を見ていた。











貴｢…好き。ずっと前から…好きなの。｣







か細い声だけど、マサイにはしっかり届いた。







マ｢……………だろうと思った。｣









貴｢…え？気付いてた、の？｣




マ｢だってシルクと話してる時だけすんげぇ乙女な顔してるし｣





いつもしてますよ失礼な



でも、、、






貴｢そっ…か。マサイにバレちゃってたんだ｣




マ｢応援、、、するから。｣







どこか切ないような声で告げられて、





ただただ頷くことしか出来なかった。

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