幼馴染み。

幼馴染み ページ1

ピピッピピッ…




貴｢う〜……ん。あと5分……｣





そう言って布団にくるまろうとしたが…無い。






貴｢っくしゅ！あれ？私の布団…っわぁっ！！！｣


手探りで探すと、布団の代わりに人の髪の毛みたいな感触があり…







恐る恐る目を開けると、





シ｢んー…さむっ。｣







貴｢ちょっとシルク何してんの！！｣


そこには私の布団にくるまる幼馴染みの姿があった。





シ｢うるせーなー…この前借りてた漫画、昨日の夜返しに来たんだけどお前寝てたんだよ。
んで、寒かったから布団にお邪魔した。｣




貴｢そんなの朝でも良かったでしょ？どーせ家隣なんだし！｣





シ｢別にいつ来たって良いだろー…｣




むにゃむにゃ、と目をつぶりながら喋るシルク









こんな顔見れるのも幼馴染みの私だけなんだろーなー…






彼女とか出来たらこうやって一緒に寝る事も無くなるのかな…









と思うと切なくなってくる。







貴｢……好きだよ｣









私の儚い想いは、静かな部屋に消えていった。

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