1日目 (1/13)(後) 月の出ない夜 【コム・隆露】 ページ16
「ふぁー、急に眠く・・・」
「さき!貴方まで寝ちゃダメじゃない!」
「あ!そうだった!犬の首・・・犬の首・・・あった!」
そう言いながら去っていこうとする二人に声をかける。
「回収できた。それじゃあかe(『何してるのですか?』貴方何故起きていられるの!」
何で?
『それは何故でしょうね?』(クスクス…
クスクスと笑うと、二人は身を引いた。
月は、当の昔に隠れてしまい出る気配すら無い。
…なら、少し遊ぼうか?
そう考えて、狐を挑発した
『しっかし…随分と弱い術ですねぇ?低級付き物の術何て私には効かない。』
「何ですって!?」
お、挑発に乗った。
更に煽る
『しかもその犬神、役に立ちそうも無いじゃん。さっきだってあんたの術にハマってたし…。それにあの首、アンタが出したんでしょ?馬鹿だね』
「(ビクッ」
「…さきは馬鹿じゃないわ」
『あーら?そうかね?なら阿呆だ。男が女に庇われるなんて情けないしねぇ?。』
そう罵ると、更に犬神は狐の後に隠れてしまった
…面白く無い
『ま、私もただの通りすがりな訳だし?あまり口出しもしないけどね』
「…貴方、人間よね?貴方と話す義理何て無いわ。去りなさい。」
その瞬間、私は狂ったように笑い声を上げた。
または嘲笑う様に
「何が、可笑しいの?」
『何が可笑しいの?そりゃああんた、私の事を“人間”って言ったことにだよ!あぁおかしいの!』
一通り笑ったあと、私は“姿隠し”を使った
相手からは見えてないだろう。
匂い、感じ、気配すらもを消して狐に近付く。
そして、術を解いて、素早く行動に出た。
犬神を突き飛ばし、後ろから鋭く尖った爪を突き出す
ツーっと首から鮮血が流れ出た。
『…人間なんざ虫ケラ以下だよ。そんな虫ケラと一緒にしないでくれる?……胸糞悪い』
トーンが、自然と下がり、辺りが薄く凍り始める
……危ない危ない、大事になるのは勘弁だ
私は手を引っ込めると、腕を掴んだ。呪う為に
この私にあった事、後悔させてやる
呪いを掛け終わったあと、狐が苦しみだした
スッと後ろに下がり、大きく飛び上がる。タンっと軽い音と共に着地。
「…ッ貴方、私に何をしたのっ!」
『呪い。まぁ、低級付き物には解けるはずないけどね?あんたがどれだけすごい薬を作れたとしても……古代の“悪魔”の呪いは解けないだろう?』(ニコッ
そう言い残すと、その場を去った
後ろからの声は無視して
そして気づく
「…寄り道しすぎたぁ!!」
1日目(1/14) 回収後の悪夢 【犬崎 恋】→←1日目 (1/13)(前) 封印された主の使い魔 帰り道にて 【隆露・コム】
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奥羽♪ - 更新しました (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2018年1月20日 23時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新しました!! (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
奥羽♪ - 更新します (2017年12月27日 13時) (レス) id: 92252edc3a (このIDを非表示/違反報告)
七見(プロフ) - 更新しました! (2017年12月26日 13時) (レス) id: ced2403378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄昏猫 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月17日 20時