検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,418 hit

ページ12

視点:不死川実弥


音羽「…俺、鬼殺隊に入りたいです。そんで、鬼をこの手でぶった斬って、鬼のいない世界を作ってやる…!」


音羽と名乗ったソイツは俺と同じような復讐の眼をしながらそう言った。


正直見ていられなかった。音羽に会ってからずっとそうだ。生き別れた弟と同じくらいの年齢の奴は何人も見てきたし、弟を思い出すことも何度かあったがそれだけだった。しかし、何故か音羽は弟の姿と重なってしまう。


だからこそ、こいつを鬼殺隊に入れたくないと思った。しかし、自分の手で仇を討ちたいという願いは痛いほどわかる。


(………クソが…)


そもそもこの世界に鬼がいるのが悪いのだ。鬼さえいなければ…


匡近「……一度お姉さんのもとへ向かおうか。」

音羽「…はい」


姉が心配だったんだろう。ソイツは匡近の提案に素直に頷いた。

音羽のことは隠に任せて俺たちはまた次の任務地へと足を向ける。



脳裏には先程音羽と重ねた弟の姿が焼きついていた。



未練がましく弟を思い出す自分に心底腹が立つ。



(アイツは俺のいないところで幸せになるんだ。そうならなくてはいけない

そのためにも俺は鬼を滅ぼす…!)



自分への苛立ちも全て鬼への執念とし、明るくなる空を見ながら次の任務地へと向かうのであった

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←玖



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

実弥 - 更新ファイト! (2020年12月19日 19時) (レス) id: e16b3d02e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:大きなくまさん | 作成日時:2020年8月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。