鉄の味 ページ8
Aside
宮田先生に散々嬲られて
制服を着直して、保健室を後にする
金村「ぁ…A！！」
『金村先輩…』
金村「どうしたの？保健室だよね、行ってたの…」
『ぁ…ちょっとフラフラしてて』
金村「そうなの？大丈夫？」
『まぁ…大丈夫です』
金村「あともう1個聞きたいことあるんだ…」
『はい、なんですか？』
金村「その首の紅い痕なに…？虫刺されかな…？」
そう不敵な笑みで
聞かれ咄嗟に首を手で隠す
金村「あぁ、隠さないでよ」
『こっ、これは…その…』
大方、宮田先生だ
行為中に少し首筋に痛みが走った感覚を
今になって思い出す
金村「ねぇ…これ、なぁに？」
『…み、宮田……先生が』
金村「宮田先生とシちゃったの？
スるなら私も呼んでよ〜笑」
声は笑っているけど
それに対して表情はそれに伴っていなくて
少し背筋が伸びる
金村「ねぇ…Aは誰とでもヤっちゃう
変態さんだった？」
『そ、そんなわけ…』
後ろに下がって廊下の壁に
背中がぶつかり
ズルズルとしゃがみこんでしまう
見下され
大きな恐怖がボクを襲う
.
小林「ちょっと、金村さん」
金村「げっ…小林先生」
透き通った声が聞こえて
その声に余計背筋が凍る
小林「あぁ……A、ちょっと来て
金村さんは放課後追試があるでしょ？
音楽の筆記で」
金村「ちぇっ……A、また今日LINEするね」
そう言い手を振って金村先輩は
どこかへ消えた
小林「ほら、おいで」
そう言われ、小林先生の胸に飛び込む
あぁ、こうでもしないと
また痣が増えてしまう
小林「音楽準備室…行こっか」
あぁ
ダメだった
だいたい準備室に連れていかれる時は
小林先生が不機嫌な時
･
『っ…いった…』
小林「あぁ…血、出てる」
鼻から血が止まらない
口の中の肉を自分で噛みちぎってしまった
小林「分からない？…Aは私に
愛される義務があるの」
『……』
小林「仕方ないんだよ？…だってAが
悪い子だから。
……もしかして私に
こういうことされたくて
わざとしてるの…？
あぁ、可愛い…」
口の中に鉄の味が広がる
あぁ、不味い
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夢 - この小説大好きな作品です！！続きが読みたいです！！ (6月11日 23時) (
レス) @page10 id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
はら、(プロフ) - 早く続きが見たいです。 (2023年4月5日 23時) (レス) id: c614693cf1 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 復活をずっと待ってました！本当に面白くて一番好きな作品です！更新頑張ってください！ (2020年1月20日 0時) (レス) id: d8713f6ff1 (このIDを非表示/違反報告)
クラクト(プロフ) - パンさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！以前の様な事が無いように気をつけます┏○ﾍﾟｺ (2020年1月17日 19時) (レス) id: f25e698725 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 坂道学園復活おめでとうございます！そして、ありがとうございます！ これからも応援しています！！！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 97f71203b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラクト x他1人 | 作成日時：2020年1月17日 13時
