鬼滅の刃に百合の花を咲かせましょう (ページ5)

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初めて【胡蝶しのぶ】ページ5

Aside

初めて、恋をした

柱の階級まで血反吐を吐く様な努力で

のし上がってきた

そんな私が

鍛錬も常中もままならない程だった

その人を見ると息が詰まって

心臓が激しく鳴る

煉獄「绹少女！常中が出来ていないぞ！」

煉獄さんに鍛えて貰っていたが

やはり指摘された

煉獄「なんだか気持ちが落ち着いていないようだな」

『はぁ……ダメですよね、こんなんじゃ』

煉獄「……何かあったのか？」

『…………お恥ずかしながら

　恋を…してしまいまして…/////』

煉獄「よもや！それは良い事だな！

　相手は誰だ？冨岡か？不死川か？」

『しっ…しのぶさんです…////』

煉獄「よもや…胡蝶を…

　 ……素敵なことだな！

　うむ！恋愛に性別という壁はない！

　恋をする相手は君が決めることだからな！」

そういい、眩しい笑顔で笑う煉獄さん

煉獄「心の底から好きなのだろう？

　今の関係のままで良いのか？」

その言葉を聞いて

無性にしのぶさんに会いたくなった

私は走って蝶屋敷まで向かった

蝶屋敷のしのぶさんの部屋の前まで来て

引き戸に手をかけようとする

胡蝶「あら、どうしました？」

隣からしのぶさんの声がして

そちらを向くと思った以上に距離が近くて

驚いて尻もちをついてしまった

胡蝶「フフっ、そんなに驚かなくても」

『……』

胡蝶「Aさん、御用はなんでしょうか？」

『……しのぶさんは……冨岡さんと

　お付き合いしてるんですか？』

違う

こんなことが聞きたいんじゃない

胡蝶「…まさか、有り得ませんよ

　それに今私は想ってる人がいますからね

　その人は努力家でしてね

　おっちょこちょいで素直になれなくて

　凄い愛らしい人ですよ」

私は聞きたくなくて耳を塞いでた

その塞いでた手を優しく握られる

胡蝶「貴女ですよ、Aさん」

『え…？』

胡蝶「貴女を私は好いています

　 …もし嫌なら拒否してくださいよ」

口に柔らかい感触がした

接吻されたのだ

顔が紅潮していく

胡蝶「…貴女の気持ちは？」

『だ、大好きです…しのぶさんが///

　…愛してます』

胡蝶「フフっ、可愛い」

《おまけ》

煉獄「よもや…俺の恋もおしまいか…」

end

　

　
　

　