卒業 (ページ4)

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『 ...ぶっきー、やんちゃしすぎ～』

いたたまれなくなった私はそう言って笑った。

『篠崎、』

『それよりぶっきー、話はいいの？
隼人もぶっきーの話邪魔するから～』

いつも通り、けらけらと笑いながら私は席に戻った。

『おい、A！』

『ぶっきー、続けて続けて～』

きっと隼人の小言がくる。
そう感じた私はすぐぶっきーに話題を振った。

『 ...あぁ』

ぶっきーは、うなずいた。

『お前らは、まだ状況が
呑み込めていないようだから、』

そう言ってさっとパソコンを操作し、

『これでどうだ？』

とぶっきーが言った途端、凄まじい爆発音が響き、教室を揺らした。

『きゃあ！』

私は、咄嗟に近くにいた香帆の頭を抱え、庇った。

『ばか！お前自分の頭守れ！』

すぐに隼人からの小言が聞こえてくるけど気にしない。自分守ってて目の前で親友に怪我されるくらいなら私が怪我する方がマシ。

『香帆、大丈夫？』

『うん、ごめんねA 』

いいって！気にしないで！そう言って笑えば香帆も笑顔になった。

『ロックを解除した。
外に出られるよ』

すぐにぶっきーに言われて、私たちも教室の外に出た。

『なに、これ... 』

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