長期休みは家が1番 ページ20
勝手に行動を初めてはや三日。昨日は暗くて見えなかったが花壇に真新しく咲いてあった花はトリカブトだと判明した。
花言葉は＿＿復讐、敵意、死、あなたは私に死を与えた、人嫌い
などの拒絶ばかりの言葉。まるで____
｢憎悪の塊。そしてどれも当てはまるけれど…あなたは私に死を与えたって？…｣
数秒しばらく考えて当たりを見回した。今それを考えても相手の意図や父上が何をしたかなんて分かりやしない。
でも、あの優しそうな笑顔の父上がそんなことするはずが無い。
極悪非道であれば僕や母上を引渡して自分と逃れようとするだろうから。
｢とりあえず…今、町に出たら驚かれるよな…。死んだ事になってるんだから。…夜まで待つか｣
懐に仕舞いこんであるおにぎりを1つ出してそれを食し、もう一度周りを見渡す。
｢…ん…あれ｣
親指にくっついた米粒をぺろっと食べ、感じた違和感に近づいてみる。
｢写真…｣
家族の前では狐面を取っていたらしき僕は両親に抱き合われて、照れ顔だった。
(僕ってこんな顔だったんだ…)
それでも
｢ごめん…。あの時の事しか思い出せなくて…ごめん。｣
僕なんかを愛してくれていたのに…
悔しくて、どうしようも無い気持ちが存在してる。
その写真を額から取り出して、ポケットに閉まった。
｢どうしよう…｣
その声にかえってくる声はなかった。
□■□
銀時side
Aが謎に昔の事件を掘り出してきた。いつもは事件の話なんてしてきやしねーし。
結構前までは粛清にも連れ出してくれなくて愚痴愚痴言っていたのが、ここ最近どこか怪我をして愚痴愚痴…
結局愚痴じゃねェか！っていう思ったけど前よりも最近の方が口調が楽しげだった。
だから、それでいいんじゃね？っておもってたけど
｢過呼吸起こしちまうなんてよ。｣
前の依頼先のおっさんの娘がその症状じゃなけりゃあ助からなかったかもな。
ぼーっと過ごしていると
ピンポーン
インターホンが鳴った。
｢ﾁｯ…へいへーい！新聞は取らねぇよ｣
面倒くさげに玄関に向かって歩いた。
知らないって言えば済むと思ってるの？って言われても知らないもんは知らないから学ぶ姿勢をとったら今更遅いと言われ…もうどうすればいいの？→←慕われるとか慕われないとかよく分かんない
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叶優(プロフ) - すみません！手違いでイラストが反映されていませんでした。イラストが見れるようになったのでぜひ見てください。 (2019年6月18日 23時) (
レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
はかたのォしお！！ - 更新頑張ってぇぇぇぇ (2019年6月15日 14時) (レス) id: ec73fc1a8a (このIDを非表示/違反報告)
叶優(プロフ) - クミコさんさん» ありがとう。…いやでもなぜこんな事になってるんだ… (2019年6月3日 21時) (レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - 初コメ失礼しやーす！この作品、面白くて好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶優 | 作成日時：2019年5月30日 18時
