弐拾捌 ページ42
過去編です
▽
快晴の日だった
私の両親が離婚したのは。
母「Aは私についてくるのよ、良いわね？」
父「愛佳は俺に…だ」
愛「ぇ、」
『愛佳と私はどうなるの？』
愛「そ、そうよ！」
母「ここでお別れよ」
『………そんな』
愛「…」
愛佳は下を見て食いしばっている
私は両親になにも言えなかった
父「ほら愛佳。行くぞ」
母「A。新しい私たちだけの家に向かいましょう」
『…うん…、』
愛「…A姉さん…」
『愛佳、さようなら。…しょうがないと思うの。……寂しくなったら、この手紙を読んでね。…いつでも私は愛佳の姉だからね』
愛「……分かった」
愛佳はとびきりの笑顔で父さんについて行った
私も母さんについてゆく
『母さん、新しい家ってどんなとこ？』
母「あら、もう気になっちゃった？」
『うん！』
母「それはお楽しみ。でも、きっと住みやすい家よ」
私の母さんは、とても優しい人だった
笑顔がとても美しくて、人前で泣くことを許さない人だった
私はそんな母さんが大好きで、母さんは私にとても優しくしてくれた
母「ここよ…」
『…わぁ！』
新しい家は、シンプルに白と黒の家だった
二階建てで、白のベースに所々に黒色があり、インパクトだってある
窓も新品で、ここで二人暮らしとなると、広すぎるくらいだった
『大きいね！』
母「えぇ！Aは愛佳と同じ部屋だったでしょう？でも、そんな退屈は終わり！今日からは自分だけの部屋なのよ」
『やったぁ！』
中に入ると、本当に綺麗だった
リビングも、ダイニングキッチンも広くて、清潔で。
こんな場所にこれから住むことができるなんて、とても嬉しかった
母「え〜と、…ここよ、Aの部屋」
『入って良い？？』
ワクワクする
自分だけの部屋なんて持ったことがなくて、いつもの引っ越しよりとてもワクワクした
母「勿論よ」
そう言われて、私は飛び込むようにすぐに中に入る
そこは、リビングよりも綺麗で、とても日当たりの良い場所だった
奥には綺麗なシャインブルーの海が見えて、夕日が沈むのはとても綺麗だろう
ここが、この家で１番の素敵な場所だった
『こんな素敵な場所に私は毎日過ごせるの？』
母「勿論よ。後で荷物が届くわ。好きに使ってね」
『嬉しい！ありがとう、母さん！大好きっ！』
母「私もよ」
二人は微笑みあった＿＿＿
愛「…出会いがあれば、別れもある…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
飴(プロフ) - 鮭大根大好きさん» 文ストォォォォォ！(((殴 (2020年11月11日 14時) (
レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根大好き - 文ストですか？！ (2020年11月10日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - いちごらてさん» え、あ、本当だ、すみませ、直しますね…←めっちゃ焦る (2020年8月13日 10時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
いちごらて - 参の最後の「嘘の匂いがしない！」が打ち間違いで�狡��瓩瞭�いってなってて吹きました（汚い）← (2020年8月13日 4時) (レス) id: 8c69c4b994 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - あぽろさん» 無一郎は多いけど伊黒さんって結構少ないですよね〜！私の周りには３人推し友がいます)^o^( (2020年7月26日 20時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：飴 | 作成日時：2020年5月13日 11時
