弐拾陸 ページ39
コンコンコン
愛佳の病室の扉をノックして、扉を開ける
『愛佳、どう…気分は』
愛「何で…そんなに来るの…」
無「もう普通の声で話すんだね」
『私が頼んだの』
無「ふ〜ん」
愛「で？何の用？」
『ん〜？ただ単に様子を見にきただけ』
愛「あっそ。じゃあ、さようなら」
『何それ。はいはい、また後で来るからね。いこ、むい君。しのぶちゃんのところ』
無「え？あ、うん…」
愛佳の病室から出て、しのぶちゃんのいる薬調合室に向かう
無「何で胡蝶さんのところに行くの？」
『相談。』
無「そっか」
調合室に着くと、しのぶちゃんは
「待ってました」
と言わんばかりの眼差しを向けてきた
し「それで？どんなご相談ですか？」
『エスパー？』
無「何言ってるの」
『…すみません。…相談は、愛佳の事でね、どうやったら記憶を取り戻してもらえるかな〜って思って』
し「そうですね…」
無「刺激を与えるとか？」
し「それも良いんですが、限りが出ますね。脳に影響が出てしまうものもありますので」
『ん〜何が良いかな〜』
し「記憶の中のところを再現してみる…とかどうでしょうか。思い出の品を見せるとかでも」
『花愛…』
無「…？」
『海で…愛佳のあだ名を初めて作った。…海に行った日が私と愛佳が姉妹になった日』
し「…！海に行って、その時のことを再現してみますか…？」
『…！そうしたい…！』
無「何か他に海と関係するもの、ある？」
『ん〜貝殻を一緒に拾って、貝殻の中にヤドカリがいたのを覚えてる。…それで私と愛佳で驚いて泣いてたっけ…』
し「ふふ、可愛い思い出ですね」
『そ、そう？…あ、でも…神社はだめ』
無「神社…？何で？」
『神社は私達が別れた場所。私達、小さい頃は神社に住んでたの。…元、巫女…って言っても良いかな。…で、私と愛佳が今の姉妹ではないのは、…両親が離婚したの。私はお母さんへ、愛佳はお父さんの方へついて行った。…だから、元姉妹』
し「そうなんですね…ですが、そこの神社に行くと、思い出が蘇る可能性もあります」
無・有璃「『え、そうなの？』」
し「はい。ほら、よく言いますよ、苦い思い出が詰まっている場所ほど記憶が戻る…と」
え、言うっけ…←
無「じゃあ、海と神社…？」
『うん、それが良いかも』
そして私たちは作戦を組んだ
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飴(プロフ) - 鮭大根大好きさん» 文ストォォォォォ！(((殴 (2020年11月11日 14時) (
レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根大好き - 文ストですか？！ (2020年11月10日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - いちごらてさん» え、あ、本当だ、すみませ、直しますね…←めっちゃ焦る (2020年8月13日 10時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
いちごらて - 参の最後の「嘘の匂いがしない！」が打ち間違いで�狡��瓩瞭�いってなってて吹きました（汚い）← (2020年8月13日 4時) (レス) id: 8c69c4b994 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - あぽろさん» 無一郎は多いけど伊黒さんって結構少ないですよね〜！私の周りには３人推し友がいます)^o^( (2020年7月26日 20時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴 | 作成日時：2020年5月13日 11時
