悪女はまだまだ物足りない

拾玖 ページ27

ー次の日ー


『…はぁ、…無一郎、行くよ…』


無一郎を叩き起こして、別々に向かう


私はお館様の方だからね！


『お館様、只今参りました。罔櫻 有璃こと、Aです』


罔櫻 有璃とは、私の変装中の偽名。


館「入っておいで」


いつ入ってくるかを説明され、私はまた廊下に出た


柱合会議が始まり、私の話題へ。


館「有璃、入っておいで」


『御意』


少し声を低くして、入る


皆んなは気付いてないみたい


やった、私天才←


あ、ちなみに私って知ってる人は、知り合いとして接してもらうよ


自己紹介をするため、私は口を開く


『新しく霧柱になりました、罔櫻 有璃です。…Aの、ずっとの親友です。…よろしく』


私は最後の一言を嫌々そうに言う


館「有璃はAの親友で、後を継いでほしいと頼んだんだよ」


『…私が後を頑張って継ぎますので』


館「今日はここで終わるよ。自己紹介をして解散してね。皆んな、仲良くするんだよ」


「「「「「「「「「「御意／御意ぃ」」」」」」」」」」


あ、まって


場違いが一人いr(((((


お館様が去ると、みんなが話しかけてくる


し「Aさんの親友なんですよね…？」


『…それが何か？』


し「貴女も悪女なんじゃないんですか？」


『…はぁ。馬鹿なの？何で私が悪女にされないといけないわけ？それに、Aは悪女なんかじゃないから。何も知らないくせに、語らないで。Aが汚れてしまうから』


し「…！どういう事ですか…！」


蜜「ま、まぁまぁ…」


『…！蜜摛！』


し「…！」


私はとっておきの笑顔で蜜摛に話しかける


差が激しすぎてみんな驚いてるww


蜜「有璃ちゃん！久しぶり！」


無「有璃…！」


『…！むい君！』


無一郎君って呼ぶとバレそうだから、無理やりむい君呼びにさせてもらったよ←


無「久しぶり。元気だった？」


『勿論！ピンピンだよ！』


私たちがワイワイ話していると、面倒くさい愛佳が来た


愛「あのぉ、有璃ちゃん！私ぃ、愛柱のぉ、愛花 愛佳ぁ。よろしくねぇ」
訳：あの、有璃ちゃん！私、愛柱の、愛花 愛佳。よろしくね


『…Aを悪女に仕立て上げた黒幕…。気安く話しかけないで。気持ち悪い。語尾の小文字、辞めなよ。気持ち悪いだけだよ。性格も相当ブスなんだって？そういうの辞めないと、顔に出るよ？…あ、ごめん、もう出てるね。ほら、私はブスですって』


天「何だぁ？その地味な態度は！」


『地味？あ、独り言？ごめんね、反応しちゃった！』

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