新！伊黒さんとのDestiny【短編集】

最終決戦【続き】 ページ7

私は、重たいまぶたを開けると、そこに居るはずのない人がいた


『…ぇ？…母さん、父さん…？』


私の両親は鬼になった兄に殺された


私を庇って…。


『…お兄ちゃん…』


兄「その…ごめんな？…鬼になる上、両親とAに襲いかかるなんて…」


『良いの！しょうがないよ！』


母「ごめんね、先に行っちゃって…大きくなったのね」


母さんは涙を流す。


それに釣られて、お兄ちゃんも。


父「ほら、会いたい人がいるんじゃないのか？」


母「仲間が待ってるわよ」


『行ってくる！』


兄「気を付けろよ！」


兄にそう言われ、笑顔で『分かってる！』と答える


一番初めに会ったのは、柱の仲間だった


し「…！Aさん…！？」


『しのぶちゃん！！！』


し「どうして…」


無「来るの早いよ、A」


『無一郎君！…えへへ、頑張ったつもりなんだけどな』


無「たくさん頑張ったよ。…でも、生きて欲しかったな」


し「そうですね！虚しいものです」


杏「うむ！めでたいことなのか、悲しいことなのか！」


『悲しんで！？』


し「ほらほら、煉獄さん。ここら辺にしておいてあげてください」


無「ほら、A。僕達の事は後回しにして良いから、他の人のところに行きなよ」


『…！ありがと』


そして私は３人から離れ、他の人を探した


杏「正直になれば良いものを！」


し「そうですよ、気持ちを伝えれば良いのに」


無「…Aは…選んだ人と幸せになってほしい」


蜜「あっ！Aちゃん！」


私を見つけて抱きついてきたのは可愛い可愛い蜜摛ちゃん


蜜「あっ、でも喜んじゃいけないのよね…。でも、会えたのは嬉しいし…ああ！どうしたらいいの？」


『あはは、何それ』


え、本当に何これ。


可愛すぎでしょ←真顔


蜜「Aちゃん、可愛いわ！キュンキュンしちゃう！」


『えっ、蜜摛ちゃんの方が可愛いよ』


私が蜜摛より可愛い？


そんな事あるわけないでしょ何なのこの生き物可愛すぎるんですけど。


蜜「嬉しいわ！あ、伊黒さんにはもうあった？」


『ううん、まだ』


蜜「じゃあ、長話は良くないわね！伊黒さんはあっちにいるわよ！」


蜜摛ちゃんが背中を押して「早く早く！」と、言ってきた


『…蜜摛ちゃん、ありがと』


そして私は言われたとうりの場所に向かった





…！


伊黒さんだ。


後ろ姿だけでもわかる


白い着物に鏑丸くん。


伊黒さんの黒い髪の毛が綺麗に揺れて


とても美しい


気を眺めているだけの伊黒さんなのにドキドキするのは何故だろうか

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