伍拾伍 ページ33
『皆んな〜ただ今〜！！！』
ライブハウスで私の声だけが響く
『今まで待っててくれてありがとう〜』
マイクを片手にもう片手で大きく手を振る
そう、ライブが開始したのだ
ペンライトが優しく揺れる
黄色い声援があっという間になくなり、曲が始まる
HaSiRaのみんなでいろんな曲を歌う
それが、アイドルにとっては普通。
でも、私にとってはとても懐かしく思えた
『では、聞いてください！新曲、Bless you in your love』
その言葉と同時に曲が始まる
無「…」
有「…」
優「…」
『嗚呼、あなたって人はどんな人？〜♪』
私が一生懸命考えた曲。
『考えてみて分かったの〜♪
あなたはとても大切な人〜♪
私にとってかけがえのない人〜♪
私の大切な友達、いえ、親友〜♪』
無「…！これって…」
し「…？時透さん？どうかしました？」
無「いえ、ただ…」
無・有・優「「「俺たちに向けてある曲のようで…」」」
『あなたにキスされて分かった〜♪
あの時、あの瞬間、どんな気持ちだったのか〜♪
でも、貴方の気持ち、貴方たちの気持ち、それは〜♪
私の気持ちとは全然真逆で〜♪
私が関わるだけで困らせるのかもしれない〜♪』
ずっと伝えたかった返事。
『だから…〜♪
Bless you in your love〜♪
君たちの恋に祝福を〜♪
私のことなんて気にせずに〜♪
あゝ、Bless you in your love〜♪
こんな私でごめんね〜♪
思ってくれてthank you〜♪
伝えたかった返事、ここで伝えるとするよ〜♪
君たちの恋に祝福を〜♪』
一生懸命考えた歌詞。
音程。
英語まで調べた。
だから、どうか、どうか…っ！
みんなに届いて欲しい_____
有「これが…俺たちはの気持ち、か」
テレビで見ていた有一郎。
無「…ふふ、伝わりすぎだよ」
ステージ袖で見ていた無一郎。
優「…はっ、何だそれ」
客席でひっそりと見にきていた優弥。
それぞれが同じことを考えていた
これを考えてくれただけでもう祝福だ_____、と。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
左倉碧 - 飴さん» 今まで楽しい作品をありがとう！私達はずっと待ってるからね！！またね！ (2020年11月19日 22時) (
レス) id: 90faf8ab30 (このIDを非表示/違反報告)
左倉碧 - 飴さん» ん〜歌うよ☆にっし〜にっし〜にしのんのん♪ぴえん♪ぴえん♪ぴえん♪ぴえん♪切なくて泣いている時h((殴 いったぁ！！えっ何？怖…誰もいないのに…優弥の怨念…？(原因オメーだろ) (2020年11月18日 23時) (レス) id: 90faf8ab30 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 左倉碧さん» 優弥「……ん？通知？……あ、やべ、見ないでおこう(((殴」 (2020年11月18日 21時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
左倉碧 - 飴さん» prrrrr……【この電話は現在電波が届かない(略)ピーという発信音のあとにメッセージを(略)】ピー 『もしも〜し！優弥〜！！元気〜？？ちょっとアホなとこも可愛いよ！また2分後にかけるから！じゃ！』 ﾂｰﾂｰﾂｰ…… (2020年11月18日 21時) (レス) id: 90faf8ab30 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 左倉碧さん» 優弥「……あ、そっか。俺の番号は？？？！！！△△ーーーだ。…………あ、やべ、教えなければよかった((阿呆」 (2020年11月18日 21時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：飴 x他1人 | 作成日時：2020年5月28日 21時
