転生先は吸血鬼のいる世界【SERVAMP】 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:24,977 hit

椿＿２ページ13

貴「ていうか君！なんで同じ吸血鬼なのに襲ってきたんだい？」

「ん〜〜〜？ボクはお使いで来たんだよォ。
吸血鬼はみんな七人の真祖の誰かから作られてて、
自分を作った真祖に従うことになってる。
ボクが従うサーヴァンプの名前は"椿"。
"椿"は"怠惰(キミ)"が大嫌い★
サァここで問題です〜
"椿"が"怠惰(キミ)"を嫌いな理由はなんでしょォか〜？
答えは30秒後ッ串刺しの後ッ★」

貴「！」

ドッ

私に向かって振り降ろされた相手の剣を交わす。

あれ、もしかして吸血鬼っていうほど強くない､､､？？

さっきからこいつの太刀筋も間合いも
まるでど素人が振り回してるみたいだ。

唯一警戒すべきは読めない動きか､､､

貴「ん？」

左手首に黒い枷みたいなのが現れ
クロに引っ張られた。

貴「クロ！！」

クロ「めんどくせー､､､お前が戦闘に慣れているとしても
あんまオレから離れるなよ､､､もっと飛べ」

貴「飛べるかっ」

クロ「めんどくせーことになったなー､､､どーすんだ？
やっぱ逃げた方がいいんじゃ､､､」

私の場合､､､逃げるは負けと一緒だ。

戦場で"逃げる"という言葉は無い。

どうせここでアイツを上手くまけても
彼はずっと私達を追い襲うだろう。

それなら､､､

貴「今､､､"殺さない程度に"殺る！」

つまり半殺しだね。

クロ「どういう意味だよそれ､､､少年漫画の読みすぎだな､､､向き合いたくねー､､､」

構えるクロ。

雰囲気変わったな､､､

クロ「さっき､､､言ったよな､､､今からオレが何をしようが
オレに責任はねぇ」

殺気満々だねクロ。

君と戦ったら、楽しそうだ､､､

おっといけない。戦闘狂の癖が､､､

クロは敵を切り裂いた。

一撃であの威力。
真祖の吸血鬼は強いんだね。

ザァ

敵の傷から血が溢れ出す。

貴「おー出る出る」←←

血の雨だ〜ひっさびさだなぁ。

「く､､､は、あ"､､､､？」

倒れる敵の頭を掴むクロ。

これ以上やったら流石に死ぬんじゃね？

貴「クロ､､､もういいよそいつ動けないし､､､」

それでも、敵の首を噛もうとするクロ。

貴「クロ！！」

クロに繋がる鎖を思いっきり引っ張る。

クロ「ぐえっ」←←

貴「君さぁ､､､私に責任負わせるって言ったよね？
じゃあいうことききなよ､､､」

"殺さない程度"って言ったじゃないか。