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風磨side
…
この前も、その前もそうだった。
分かんねぇじゃん
いつ誰が死ぬかなんて。
｢…勝利っ！！｣
だから駆け出すことしか出来なかった
｢…ざけんなよ…｣
どうしたらいいんだよ…っ
健｢…なんで知ってた？｣
｢…｣
もう話したくもない。
こんなやつ、メンバーとは思えない。
健｢…俺、さ｣
もう話すな
｢死神、なんだ｣
前言撤回
｢…は？｣
健｢…だから殺すしかなかった
Aに、なりすました｣
は？
健｢…死神は人間じゃないから、
普通の人間になりたいんだよ…｣
｢…死神ってさ、見えちゃダメなんじゃないの？｣
健｢だから言ってるだろ、死ぬんだよ皆｣
皆…？
健｢この世界はもうすぐ滅びる｣
｢…もう懲り懲りだよ
嘘もいい加減にしろ！！｣
健｢…本当だよ 信じてくれないとは思うけど｣
健｢だから言ったんだ、この世界を救えって｣
｢…勝利もだろ｣
健｢…勝利は死ぬ運命だった｣
｢死ぬ運命って…｣
最低、にも程があるだろ？
健｢勝利はもう、生きることは無いよ｣
どん底に突き落とされた気分だった
また、死の世界に行けば、、
健｢…残念だけどもう死の世界はないよ
…Aもいない｣
｢いるって言ったじゃねぇか、｣
健｢過去に居たよって意味｣
｢…中島には呆れた
最低なヤツだよ｣
もう、生きる という意味が分からなくなった
健｢Aはもう随分前に死んだ、俺が体を盗んだ
これで分かった？｣
｢…知らねぇよもう｣
たとえAと過ごした時間が偽りだったとしても
俺の時間は巻き戻せない。
彼女の笑顔は、日本中を笑顔にしたんだ。
それは俺がAと一緒にいた時間の中で、実感したこと。
勝利もそう。
Aを幸せにできたか不安、なんて言ってたけど
俺から見たら二人とも幸せだった。
2人とも、綺麗だった
俺だってもうすぐ死ぬ。
中島の話が本当なら、全国民が死ぬ。
でも俺が過ごしたこの日々は、無駄じゃない。
俺は紛れもなく幸せだった。
世界を救うなんて、意味わかんない
でもできる限りのことはしたい、
だから残酷だけど
無駄だってわかってるけど
二人のかたきを取る
それだけしかあの時は頭になかった。
バンッ
これでおあいこだろ？
死神。
…
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りぃ(プロフ) - 圭人のギターになりたいさん» ありがとうございます！！ とても嬉しいです(><) 頑張ります！最後までよろしくお願いします！！ (2018年12月26日 16時) (
レス) id: f94dc0722c (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - きのん。さん» コメントありがとうございます！！まだまだ未熟で...泣いて頂けたなんて嬉しいです(´；ω；｀) 頑張ります！ (2018年12月26日 16時) (レス) id: f94dc0722c (このIDを非表示/違反報告)
圭人のギターになりたい(プロフ) - 本当に感動しました！思わず次のページに進みたくなります！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年12月25日 14時) (レス) id: 7cc85cfa31 (このIDを非表示/違反報告)
きのん。(プロフ) - 大号泣しました(´；ω；`) 感動です！！更新頑張ってください！！ (2018年12月18日 14時) (レス) id: af7a87634d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃ | 作成日時：2018年8月16日 13時
