68話 ページ29
植木鉢が落ちてきた日を境に、私の生活は少しずつ変わっていった。
貴方「…あれ？」
塔子「どうした？」
貴方「赤ペンがない…」
少しずつ、あるはずのものが無くなっていく。
赤ペン、さっきの授業まで使ってたのに…
塔子「最近、なにかなくすこと多いなー？あたしの貸してやるよ」
貴方「ありがと〜」
塔子「Aも意外とドジなとこあるんだな」
私だって、最初はそう思ってた。
でも、明らかに頻度が多すぎる。
授業の合間の10分休憩でトイレに行って、戻ってきたらノートがなくなってるとか。
普通ならありえないじゃん？
犯人はどこか優しくて、ノートとか教科書はその日のうちに返ってきたりする。
秋「Aちゃん、犯人わかりそう？」
貴方「ううん、全然…」
秋はこのことを知ってる。
塔子には話したら大げさに行動されそうでちょっと怖いから話してない。
秋「風丸くんがいないときにしか起こらないっていうのも不思議よね〜」
そう、嫌がらせは、風丸くんがいないときに起こる。
だから私はなんとなく、風丸くんのファンかなぁって予想してるけど
これ以上の行動は全く起こしてこないから確信を持てない。
貴方「そうなんだよね……あ、ノート戻ってきてる」
念のため、ノートの中身をいつも確認。
今日も何もない、かな。
貴方「…あれ？」
秋「どうしたの？」
ノートの、一番最後のページ。
小さく小さく、何かが書いてあった。
秋「なにこれ、ひどい…！」
‟男好き‟
たった三文字。
でも確かに、私の心に突き刺さった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちはる(プロフ) - smolさん» 私も8年間片想いしてても成就しなくてつらいです…(ﾉД`) (2017年5月3日 15時) (
レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
ちはる(プロフ) - o(^o^)oさん» 風丸様最高すぎますー！！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
smol(プロフ) - 風丸君がカッコよすぎて辛いんですがどうしたら良いですか(真顔← (2017年5月3日 15時) (レス) id: 0088624482 (このIDを非表示/違反報告)
o(^o^)o - 風丸一朗太様ー！！サイコー！！ (2017年5月2日 23時) (レス) id: 46f86ca16f (このIDを非表示/違反報告)
ちはる(プロフ) - 明神川紗夜さん» ありがとうございます！！！がんばります(´；ω；｀) (2017年4月2日 0時) (レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちはる | 作成日時：2017年2月6日 18時
