53話 ─風丸side─ ページ13
ﾊﾞｼｬｯ…─
風丸「…え」
メロンの香りがあたりに漂う。
ぽたぽたと汗とは違う何がが俺から滴っている。
…今、何が起きた？
雪南「雪南さぁ、ミルクティーって言ったよねぇ？」
不機嫌になると見せる目だ…
しまった、完全に上の空のまま飲み物買ってた…
風丸「ご、ごめん！わざとじゃ…」
雪南「ねぇ、まだ一朗太の頭には星野Aしかいないのぉ？」
そんなの…
そんなの当たり前だ。
本当に、本当に俺は、心の底から星野が好きだ。
風丸「…そうだよ」
雪南「っ…！そんなこと言って、星野Aがどうなってもいいの！？」
風丸「星野は俺が守る」
雪南「なっ…！！」
見たことないくらい酷い形相で、清水は俺を睨みつける。
雪南「…嫌…嫌よ嫌よ嫌よ！！一朗太は雪南のものになったの！誰にも渡さないんだから！」
駄々をこねて、俺にしがみつく。
潤んだ瞳でこちらを見つめる。
あぁ、虫酸が走る…
風丸「…離せ」
雪南「嫌」
風丸「離せって言って……！？」
愛のないキス。
今までも散々してきたけど…
いつまで経っても慣れないもんだ。
風丸「っ…はっ…！いい加減にしろ！」
雪南「なんで？なんで雪南じゃだめなの？今まで何でも雪南の思い通りにできたのに…！」
風丸「人の心は思い通りになんてできないんだよ。…いいか、もう2度と俺の前に現れるな。俺はどんな形であっても星野の傍にいる。じゃあな」
星野を、探しに行こう。
そして、気持ちをきちんと伝えるんだ。
例えあいつが、本気で吹雪を好きだとしても…
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ちはる(プロフ) - smolさん» 私も8年間片想いしてても成就しなくてつらいです…(ﾉД`) (2017年5月3日 15時) (
レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
ちはる(プロフ) - o(^o^)oさん» 風丸様最高すぎますー！！ (2017年5月3日 15時) (レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
smol(プロフ) - 風丸君がカッコよすぎて辛いんですがどうしたら良いですか(真顔← (2017年5月3日 15時) (レス) id: 0088624482 (このIDを非表示/違反報告)
o(^o^)o - 風丸一朗太様ー！！サイコー！！ (2017年5月2日 23時) (レス) id: 46f86ca16f (このIDを非表示/違反報告)
ちはる(プロフ) - 明神川紗夜さん» ありがとうございます！！！がんばります(´；ω；｀) (2017年4月2日 0時) (レス) id: 1300a3a245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちはる | 作成日時：2017年2月6日 18時
