楽しい？書庫探検 ページ36
朝の支度を終えた私達は、早速書庫に行ってみた。
友紀「うーん、いい香り。学校の図書室に似てる」
古本の醸し出す独特の香り。そして、膨大な数の本。え、この中から私にとって有益な情報を取ってこい、と･･･？
スノー「この数は流石に･･･無理があるわね」
ソラ「探知した所、どうやら大部分が海賊の航海日誌のようです」
海賊の航海日誌？なんでそんなものが？
ソラ「だって、海軍は海賊を取り締まっている訳ですよ。だから･･･」
友紀「あ、そうか。押収した物をここにおいてるんだ！」
ソラ「正解です」
そして、探索スタート。とはいえ、この数だから中中見つからない･･･。この時代だからパソコンすらないし。昔の人も、こうして探していたんだなぁ･･･。
スノー「パソコンの有り難さが分かったわね･･･」
友紀「うん･･･」
中中骨が折れます。
† † †
役に立ちそうな書物を何とか見つけ、ふぅ、とため息をつく。でも此処からだ。何せ、100ページ以上もある。それでも情報を見つけないと。何かしらの帰る手段･･･というか、真実の島の情報も分かるかも。
友紀「時間はたっぷりあるけど･･･。当たり前だけど、全部英語だ。翻訳･･･」
スノー「流石にこの量は無理ね。ソラ、お願いできるかしら？」
ソラ「やってみましょう。少し時間を頂けますか？紙に書いてお渡しします」
友紀「ありがとう！」
それから数日･･･。
ソラ「出来ました」
友紀「え、出来た！？」
スノー「んーと･･･。余りめぼしいものは無いわね。でも、世界地図はかなり役に立つわ」
友紀「ちょっとだけ進んだね」
また、書庫に行ってみよう。世界地図もあるんだから、もっと細かい地図もあるはず！
･･･あ、この世界では海図、かな？それも欲しいな。
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作者名：朱雀 | 作成日時：2016年11月4日 7時
