新兵採用試験 １日目 ページ27
今日は新兵採用試験らしく、朝から慌ただしい。
そう言う私も、一生懸命お手伝いをしている。
タオルの準備とか、機材の確認など。
チラッとクザンさんを見てみる。
クザンさんはスケジュール表を見ていた。
時折「めんどっちぃ」とか言いながら、まんざらでも無さそうにしていた。
フフッと、小さく笑った。
† † †
友紀「あの･･･これ、似合いますか？」
ヒナさんに「私服じゃダメ、セーラー服じゃないと」と言われて、とりあえず来てみたけど･･･実生活では、余り着ないんだよね。しかもワンピース。
クザン「め･･･めっちゃ、似合ってるよ･･･」
クザン(なんだよこの天使！可愛すぎだろ！服変わっただけでこうも可愛くなるのか！抱きたい！今すぐ抱きたい！！)
何か良からぬ事を企んでるな、と、隠しきれぬニヤけた感情から読み取った。
クザン「ごめんムリ！１回抱かせて！」
友紀「丁重にお断りしますッ！」
ヒナ「もしもしリベル？変態がいるからサカズキ大将呼んで？」
ソラ「緊急事態により『守護』発動」
両手を広げ抱きつこうとした変態･･･いや、クザンを守護によりブロック。さらに第2の守護神サカズキ召喚。マグマは流石に出さなかったが、武装色の覇気を纏った拳でクザンの頭をぶん殴った。
† † †
こんな事件はありましたが、どうにかクザンさんも回復し、試験を無事？に、始めることができました。私はボルサリーノさんの隣にいます。
志願者数はなんと、１０万人。物凄い･･･。
センゴク「では『体力試験』を開始する！」
緊張した顔つきの新兵達が、次々と腕立て伏せを初めて行く。最初は腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを続けて200回。その後20分の休憩を挟んで50キロのダンベル、40キロのバーベルをもちろん続けて10セット。1セットにつき20回。
私がやったら潰れそう。やらなくて良かった。
ガープ「懐かしいのう。昔はワシも、ああやってしとったわい」
友紀「へぇー。で、どうでした？」
ガープ「楽勝だったわい！」
ガハハ、と、にこやかに笑った。
ら、楽勝･･･？あれが･･･？どう見ても皆、辛そうな表情ですが？
ガープさんは物凄く強いという事を再確認した。
† † †
何のトラブルもなく、無事に１日目が終了。
10万人から一気に6万人に減った。
明日は面接だという。
さて、頑張りますか！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朱雀 | 作成日時：2016年11月4日 7時
