海軍食堂 ページ18
今日も何時も通り、仕事をしていた。
友紀「今日は早く終わったね」
スノー「そうね。･･･あ、そうだ。海軍食堂があってね、そこに行かない？」
友紀「うん、そこに行こう！」
そう言えば、今の私の立ち位置はどうなってるんだろう。異界人だって知れたら、みんなパニックになるし･･･。
スノー「元帥が言っていたのだけど、今の貴女の立ち位置は、「クザン大将の親戚の娘」よ」
友紀「ああ･･･って、え？」
スノー「だから、親戚のフリをして」
こんなの無茶振りです。
† † †
テンションダダ下がりのまま海軍食堂へ。
もうお昼だからか、海兵さんがたくさんいる。
スノーに聞いたんだけど、この賑わい用は、海兵さんから「第2の戦場」と呼ばれている。
実際うるさい。
ちなみにバイキング形式で、ご飯やパン、ザンギやサラダなど、たくさんの種類がある。
クザンさんはどこだろう。
クザン「ああ、友紀ちゃん、こっち」
あれ、俺の親戚の子供なんだよ、と自慢げに話している。他人様の子供のフリをするのはきついなぁ･･･。
スノーは、完全にただの猫になってる。
もうニャーニャーと鳴くくらいしかしてない。
･･･こうなったら、腹をくくろう。
友紀「クザンおじさん、久しぶりですね！」
クザン「本当にな。最後に会ったの何年前だったけ？」
友紀「もう、五年前ですよ！大事な事、忘れないで下さい」
クザン「ごめんごめん」
よし、これで「礼儀正しい子供」になったハズ。
演技はぎこちなくならないようにしたけど、自信ないなぁ。
あ、忘れてた。お昼とらないとダメだ！
友紀「おじさん、お昼ご飯とってきます」
クザン「お、わかったー」
無難にご飯、味噌汁、お魚にしよう。
スノーは･･･猫だからシーチキンしか食べれないか。
† † †
あの後物凄い可愛がられました。
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作者名：朱雀 | 作成日時：2016年11月4日 7時
