掃除と仕事 後編 ページ15
近くのカフェテラスで一休みがてらお昼も食べた後に、言われていたクザンさんの所にいく。
書類、凄く山積みだったけど、まさかあの量を･･･。
うう、頭痛がする･･･。
でも、仕方ない。
元はと言えば、私が言い出した事だもん。
やりきらないとね。
友紀「失礼します」
海兵リベル「あ、友紀ちゃん。これからよろしくね」
部下の人らしき人が、簡単な説明をしてくれた。
まず、上司のクザンさんは言わずもがなサボり癖がある事(かなりひどい)
これらの書類をモモンガさん、戦桃丸さん、ガープさん、ボルサリーノさん、サカズキさんに渡す、という内容だという事。
最後に、多すぎるので5回に分けて渡す事。
友紀「頑張ります」
リベル「ごめんね、俺の上司が･･･」
スノー「いいのよ。どうせ、こっぴどく叱られてんでしょ」
図星です、という表情を浮かべている。
それでも直さないのか･･･。
スノー「一番近いのは、ガープ中将ね」
友紀「うん、そうだね」
書類の順番は、私とリベルさんとで順番を部屋が近い順に変えた。そうしないと、行ったり来たりしてしまうから。
友紀「失礼します」
ガープ「おぉ！お前が、友紀とかいう異界人か！よく来たのぉ！」
煎餅食うか？と言ってきたが、丁重にお断りした。
畳の香りが気持ちいい。この世界にも、畳はあるんだ。意外と共通している所も、あるかもしれない。
友紀「これ、クザンさんが溜め込んでた書類です」
ガープ「あぁ、あの若造か。センゴクはかなり手を焼いてるからな、今の内にガツンとゲンコツ行っとくか！」
ゲンコツ、ですか･･･。
友紀「すみません、まだあるので、此処で失礼します」
ガープ「そうか！ヒマな時は来いよ！」
それから、他の人達にも渡していって、最後は･･･。
友紀「サカズキさん･･･」
正直に言えば、サカズキさんは苦手だ。最初に会った時も、私の事を睨みつけるような目で見てきた。それから、すれ違う度に睨むように見ているし。
友紀「し･･･失礼します」
また、睨むような目で見てる。早く終わらせよう。
友紀「これ、クザンさんの書類、です。あ･･･し、失礼しました！」
書類を渡した時、怒りの表情を浮かべてた。どうしよう、私何かヘマしたっけ？！どうしよう、どう･･･。
でも、違ったようで。
サカズキ「その、なんだ。･･･すまなかったのう」
友紀「･･･へ？」
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作者名：朱雀 | 作成日時：2016年11月4日 7時
