理由が95個 ページ8
【no side】
城内の人間が出はらい、静かな日々が過ぎる。
「…さて…そろそろか……」
キラリと光る短剣を握り、城を出るものが1人。
彼女銀色の髪がなびき、真っ赤な目に光を灯さぬまま口角が上がる。
身１つに、たった１つの武器。
これから、いったい何をするのだろうか。
【マニーside】
あの女の妹達の死体を送りつけてから十数日が経った。
私の予想通り、向こうはすぐに戦争の開戦を宣言した。
こっちもそれを受けて、今は戦争の真っ只中。
『……ふふっ……』
これで、やっとサリーは私を見てくれる…。
この勝ち戦に乗じて、秘密裏にあの女を始末する。
死んだあの女のために悲しむのは…まあ仕方ないわ…。
でも、そこで私が彼の支えになるの…。
そうすれば…やっと…！
『…やっと…あの瞳が私を捉えるのね……』
「誰の目が、お主という女を捉えるのじゃ？
是非とも、妾にその物好きな男を紹介してはくれまいか？」
『…っ…！
誰っ！
この私にいったいどんな口を…っ…‼』
声のした方へと振り返れば、声の主を確認できた。
それは、手を赤く染めたあの女だった。
『…っ…ヒッ…！』
設定した名前の最初2文字「初めまして……とでもいうべきか？
まぁ、いくらか会った事はあるがな。」
どうしてこの女が…⁈
『…だっ…誰かっ…‼
誰かっ……サリーっ…‼』
私は、大きな声を出して助けを呼んだ。
設定した名前の最初2文字「無駄じゃ。
城にいる人間はもう、妾とお主だけじゃ。
それより、愚かな行いをするアホのわりには、察しがいいんじゃのぉ？」
『……！』
一歩、また一歩と近づいてくる。
その度に背筋が凍りつき、動く事が出来なくなっていく。
『何をする気…！
やめっ…お願いっ…！
何でもするから……命だけは…！』
すると、ピタリと動きが止まった。
設定した名前の最初2文字「……何でも…する…？」
私の言葉を復唱すると、異常なほどに口角を上げた。
設定した名前の最初2文字「……フフッ…あの子らも…そう言って死んでいったのか？
まぁいい、どうせお主はあの子らと同じところへは行けぬ。
精々、妾がいくまで待っていろ。
その時はまた、じっくり話でもしよう。」
その瞬間、体を駆け巡る激痛に私は全てを諦めた。
視界が暗くなる。
最後に見えたのは、あの女が狂ったように笑う姿だった。
理由が96個→←更新ではないのですが、必ず一目見て欲しいお知らせ
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向日葵(プロフ) - めんまさん» また、前の投稿した分に含まれる場合は、時間のある時に少しずつ直していきたいと思っています！ (2019年6月27日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - めんまさん» めんま様、ご指摘有難うございます！はい、以前にも同じご指摘を他の方から頂いて以来、「〜けん」については使わないように意識をしているつもりでした……もし最近のものであればどの部分か教えて頂けると有り難いです(･･;) (2019年6月27日 14時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
めんま - ランキングに載ってたので他の作品も少しだけ読みました！私も関西人では無いのですが「〜けん」はあまり使われないように思います(--;)けんけん言い過ぎててちょっとなあって思っちゃいました(^^; (2019年6月27日 8時) (レス) id: 80989d8d85 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - レイさん» レイ様、コメント有難うございます！ご、語彙力が溶けるほど…？！そう言って頂けてとても嬉しいです！♪( ´▽｀) (2019年5月26日 11時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 好き......もうほんと......好き(語彙力が溶けるほど面白かったです!!!!) (2019年5月26日 9時) (レス) id: 0798aa08d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2019年5月25日 11時
