第７話 ページ10
グル「そうか…。
なら名前が必要だな。」
そんな不必要な事…。
『別にいらないわ。
それで呼ぶのが嫌なら“アカイテ”でもいいのよ。
私の２つ名だからね。』
ゾム「アカ…イテ…？」
明らかな反応を示すゾム。
まぁ…
『姿を見せなくなったとはいえ、元は同じ業界だもの。
“脅威”なら知っていて当たり前よね。』
ゾム「…っ……。
お前が…あの……。」
『貴方も損してるわね。
そこまでの力量があるのに、所属していた所が貴方の力を引き出せなかった。
あの方の元に居れば、きっと…。』
コネ「何やさっきから…感じ悪いなぁ…。」
『あら、悪気はないのよ。
ただ私とは普段は話さない事をお勧めするわ。
何を言って、貴方達にどれほどの不快を与えるか、分かったものじゃないもの。』
エミ「それはどういう事ですか？」
『んー…どういう事と言われてもねぇ…。
まぁ気にかける程の事ではないわ。』
グル「アカイテか…それはハンドルネームのようで嫌だゾ。」
『そうは言われてもね…。
なら、買い取った貴方達が決めたらどうかしら？
私は“アカイテ”でも“101”でも良いけどね。』
私がそう言うと、室内には一気に沈黙が広がった。
そんな中、ボソッと誰かが声を出した。
オス「…A……」
『…A…？』
どこかじんわりと、自身に馴染んで行く言葉。
オス「あっ…。」
グル「オスマンいい案だ‼
A…いいではないか‼」
『A…。』
A……A……。
自分の中で何度も復唱する。
グル「お前はそれでいいか？」
『…私は好きなように呼んでくれれば良いわよ。』
グル「なら、それに決定だ。
ではA、
私に忠誠を誓えるか？」
私は少しの間を空けて椅子から立つ。
グルッペンに近づいて跪き右手をとった。
『えぇ、総統。
私はどんな時も
貴方の駒となり、
礎となり、
尽くし、
忠誠を誓うわ。』
カチャッと、剣が抜かれる音がする。
本当、無駄に警戒心が強いのね…。
私は、とったその手の甲にキスをした。
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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します！m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (
レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます！また、返信が遅れてしまい申し訳ありません！【設定した名前（省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます！こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません！ 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の件も了解です！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します！とても面白かったです！！もしよければ続編もみたいです！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年6月26日 0時
