３０話 ページ33
俺は、おそらくぺ神が座る為に持ってきただろう椅子に腰を下ろす。
『……』
結局は、こんなところに来ても何も分からなかった。
なんなら座る必要もなかったし、すぐに部屋を出ても良かった。
でも、何故かできなかった。
どうして怒ってるんやろ…あいつら……
改めてゆっくりと考える。
Aの愚痴に近い暴言は、毎日のように呟いていたかもしれない。
でも、いきなりそんな事で起こるか？
＿貴方自身が先程、何をして何を言ってしまわれたのか＿
また、エミさんに言われた言葉が頭をよぎる。
先程っていう事は、それより少し前に行ったてことやな…。
＿あいつはどうせすぐに見つかるわ‼＿
『…っ…』
…いや…そんな事であいつらが…
＿ちょっ、お前‼
Aに対してなんやそのt(((＿
メリル王女に遮られたシッマの言葉。
あの続きは、一体何を言おうとしていたのだろう。
ガチャッ
扉の開く音がして、俺は後ろに振り向いた。
ぺ神「あれ？
トントン？
どうして居るの？」
【しんぺい神side】
こっちを見て顔をしかめるトントン。
あ、やば。
『あ、ちょっ、まって⁈
勘違いしないで⁈
今のは本当に違う‼』
トン「…じゃあ何…。」
『あ…いや…。
トントンっていつも…ね？
ほら、Aさんの事……。
だから、まさか来るなんて思っても居なくて…。』
弁解するようにそう言うと、「あっそ」とそっけなく返される。
『…本当にごめんね…』
にしても、どうしてトントンが…？
そう思いながらも、僕は2人に近づく。
Aさんはまだ起きてない。
トン「……なぁ…ぺ神……。
俺ってさ……」
何かと思い、耳を傾ければトントンはポツポツと思っている事を語りだす。
その話は、シッマやオスマンの事から始まって殆どはAさんについてだった。
＿今のトントンはトントンじゃない＿
シッマが言っていた事を思い出す。
なーんだ、心配する必要ないじゃん。
『成る程ね…。
そこまで気づいてるんだから、あと少しじゃない？』
トン「…あと少し…？」
僕は、Aさんの傷に当てているガーゼや包帯を変えていく。
『そ、あと少し。
……そろそろこの話はやめよっか。
本人もここにいるし？』
トン「……」
『まぁ…僕から言える事としてはさ？
Aさんの事、自暴自棄な感情をぶつけるように見ないで、ちゃんと接した方が良いって事ぐらいかな？』
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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