１９話 ページ22
必死な顔で訴えながらトントンの胸に飛び込む王女。
トン「攫われた…？」
Aが攫われた…。
『ど、どういう事や…？』
メリ「Aさんとお話していたらっ…突然っ…‼
私っ…何も出来なくてっ…‼
Aさんがっ…私をっ…‼
私を庇ってっ…‼」
オス「庇って連れて行かれたのですか…？」
メリ「ごめんなさっ…‼
私がっ…お話したいなんてっ…‼
2人っきりが良いなんて駄々をこねなければっ…‼」
オス「その相手はどんな人でしたか？
Aはどうやって連れて行かれましたか？」
メリ「それがっ…棒のようなもので殴られてっ…‼
それからっ…‼」
パニックになって泣き出すメリル王女。
トン「オスマン、一回止めてくれ。
今のメリル王女はあんまり…」
オス「それでも…今現状Aちゃんが攫われた現場を良く見てるのは…‼」
トン「そんでも、今のは尋問みたいやろ‼
あいつはどうせすぐに見つかるわ‼」
…は？
『ちょっ、お前‼
Aに対してなんやそのt(((』
メリ「トントンさんっ…‼」
俺の反論を遮るようにして王女がトントンを呼ぶ。
トントンは俺らに目配せをして、王女を追っていた使用人のほうへと王女を運んで行った。
『なんや…あいつ…‼』
【トントンside】
あいつが攫われた。
メリル王女の口からその言葉が出た時、俺は正直ホッとした。
良かった…
メリル王女は攫われていない…
俺にくっついて震える小さな身体。
よほど、怖かったんやろうな…。
そして、混乱が落ち着くとだんだん怒りが溢れてくる。
メリル王女にこんな傷をつけたのはどこのどいつや？
後から駆け付けたキルト王子に、メリル王女を預けて俺は他の皆んなの所に行く。
『エミさん、逃走経路は掴めたか？』
エミ「…えぇ、まぁ…。
今、コネシマさん達が馬に乗って逃走方向だと思われる方へ。
丁度、逃走した可能性が高い方向は我々国なので、ゾムさんとショッピ君の応援も頼みました。
オスマンさんは、事が起こった部屋へ。」
…なんか…いつもよりよそよそしいな…。
『そうか…分かった。
俺に何か出来ることは…』
エミ「…いえ、何も…。」
『…は？』
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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