１８話 ページ21
メリ「私も好きなの！
なら、身分の低い貴方が身を引くべきでしょう⁈」
なんという暴論
よほど甘やかされて育ってきたのかな。
『い、嫌です…！
私h(((』
ドンッッ
メリル王女に突き飛ばされ、私は床に座り込む。
メリ「王族の私に逆らう気⁈
第一、アンタがトントンさんを好きでもトントンさんはもう私が好きなのよ！」
チクッ…
王族の私にって……その自分が公爵家の娘を突き飛ばしたってことは棚にあげるのね…。
まぁ、トントンさんがメリル王女を好きなのは本当だけど…。
『…それでも…私はっ……』
メリ「これを機にトントンさんは勿論、他の方とも関わらないでちょうだい！
結婚相手に困るのなら、この私が直々に良い人を紹介してあげるわよ？」
『……要りません‼』
ガチャッ
さっき入ってきた扉が開く。
誰か呼びに来たのかな？
その考えが甘かった。
ガッッ
とっさに、後ろから振り下ろされた何かを腕で受け止める。
『…いっ…‼』
痛みが身体中を駆け巡る。
久しぶりのその感覚に怯んだ私は、次の攻撃に備えられなかった。
しまった
そう思うのと同時に、頭へとさっきよりも強い鈍痛。
『…ぅゔぁっ…‼』
何この人…。
自分の身勝手な気持ち１つで……こんなことまでするの…？
薄れる意識の中必死にメリル王女の方を見る。
その表情は、いかにも楽しげで…
何よりもその目が、
私を恐怖で包み込んだ。
【コネシマside】
Aおっそいなぁ…。
そんな事を考えながら、馬車の外で待つ。
執事みたいな人が、話が終わったらすぐに連絡が来るからと、ついていくのは止められた。
一体、あの王女と何を話してるんや…？
あの王女は何するか分からんからなぁ…。
「王女様‼
どうか手当を優先にっ‼」
メリ「退きなさいっ…！
そんな事よりも先に私はっ…‼」
王女の声がしたと思えば、何やらただ事ではない様子。
王女は俺を見つけると、焦った顔で駆け寄ってきた。
メリ「コネシマさんっ‼」
俺を呼んで、近づいてくる王女。
そして、俺の腕を掴んで揺らしてくる。
コネ「おっ…王女様っ？
どうかしましたか…？」
そこで、異変に気がついたオスマン達が馬車から出てくる。
トン「メっ…メリル王女っ⁈
その傷は…⁈」
確かに、よく見れば王女は腕と頬に傷を負っていた。
メリ「Aさんが…‼
Aさんが連れさらわれたんです…‼」
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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