８話 ページ11
【トントンside】
書記長室から食堂へと行き来すると、必ずあの部屋の前を通る。
行きはシッマがいたから気にもしなかったけど…。
＿トントン、ここがお前の個人的な部屋だ
好きに使うと良い＿
初めてここに来て、
初めて割り当てられた部屋。
何年もこの部屋を使ってきて、思い入れがあって……正直、自分からこの部屋を疎遠にしなければいけないのはどこか胸糞が悪い。
何であいつの所為で…。
グッと拳に力を入れる。
あぁ…早く調べがつけば良いのに…。
それに、β国との戦争も控えているいるから、あまりその時期と被せたいとは思わない。
あいつが居らんようになったら……そうやな…。
まずは中を前の配置に戻して……もしあいつのものが残ったら燃やせば良い…。
そんで、1日何とかして時間とって、思いっきり眠りたい。
そんなしょうもない事を思い浮かべながら、あの書類の山のある書記長室に戻るのだった。
【Aside】
シャ「シッマっ‼
背中がガラ空きやでッッ‼‼」
そう言って、スコップを振り下ろすシャオロンさん。
そして、そのスコップを偽剣で受け流すコネシマさん。
コネ「馬鹿野郎っ‼‼
俺がお前に隙を見せるわけがないやろっ‼
仕返しじゃっっ‼」
跳びながら後退して、着地した瞬間に攻撃を続けたり、
攻撃してかわされ、バランスを崩してもなおすぐに立て直して臨戦したり、
相変わらず、ただの訓練なのに全力で戦う2人は身体能力が高すぎる。
どうしてそんな光景を見ているのか。
今日は何をしようかと城内を歩いていると、2人に話しかけられ、流れでここにいる。
お互い一歩も引けを取らず、もう暫くは勝敗がつきそうにない。
ショ「…長いですね…。」
暇そうに話しかけてくるショッピさん。
彼は、私がこの2人の訓練を見る事を聞いて一緒に来てくれた。
何でも、
「この2人の訓練を見ていて、A様が怪我をしては困る」
との事。
つまり、護衛をすると言ってくれたのだ。
私は素直に、その申し出を受けたけど、実際にはそんなものは必要ないと思う。
確かに、私にはここの幹部たちほどの攻撃力はないけど、攻撃を交わしたりある程度戦いもでき、護身術もわきまえている。
『確かに、少し…。
でも、お二人の戦いは毎回白熱していてとても魅入ってしまうものがありますよね！』
ショ「…A様は、少し変わっていますね…。」
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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