華が4輪 ページ4
【トントンside】
『そうさせて頂きます‼‼』
これまで聞いたことのないような大きな声でそう言うAさんはまだ少ししか食べていない食事を残して出て行ってしまう。
やってしまった…。
俺はただ、軽く注意をして出て行くのを止めようとしただけだった。
でも、さっきの俺はかなり怒り、普段は怒らないAさんを怒らせてしまった。
『…なんかごめん…。』
静かになる場の空気に俺は謝る。
兄さん「いや。
トントンの言い分も分かるよ。
あんな状態のAを、僕もあまり気持ちよく「バイバイ」何て出来ないもん。」
優しい口調でカバーしてくれる兄さん。
でも、俺は俯くぐらいしか出来なかった。
謝らんと……。
『俺、ちょっと謝ってくる…。』
俺はそう言って食堂を出、Aさんの後を追いかけるのだった。
【no side】
バタンッ
扉が閉まる音が響き渡ると皆、各々顔を合わせる。
ショ「あんなAさん、初めて見ましたね。」
ロボ「ほんま、ビックリして声出んかったわ。」
Aが初めて、無と嬉以外の感情を出した。
その事に対しての驚きと…
鬱「いやぁ〜。
トントンも何だかんだ隅におけんなぁ〜。」
ゾム「ほんまやで。
あれは絶対に好きやけん出て行って欲しくなかったっていうんもあるよなぁw」
わいわいと盛り上がる話は、当事者ではないから出来るもの。
一方、当事者の2人はと言うと。
「…。」
Aは部屋に篭り、
トン「Aさん…さっきはごめん…。
俺…あんなにきつく言うつもりは無かって…。」
トントンはその部屋の扉の前でAに謝っていた。
でも、その日Aが扉を開ける事はなく、トントンはずっと部屋の前でいた。
丁度季節は寒い冬。
そんな中、トントンはAが出てきてくれるのをずっと待っていた。
また、Aは怖がっていた。
初めての表に出してしまうほどの溢れる怒りに、初めての人との喧嘩。
こんな時、他の人なら自分はアドバイスなどが出来るのに、今の自分は何をすれば良いのかがパニックになって分からない。
扉の外からのトントンの声にも、戸惑うことしか出来なかった。
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» ご、ごめんなさい！m(_ _)m通知が来ておらず、気づくことが出来ませんでした……いえいえ、直接見ていないのであまりわかりませんが、私も好きなものには1人ニマニマするタチなので、喜んで貰えた事にとても嬉しく思います！最後の方…結婚シーン…？|・-・)チラッ (2019年6月23日 7時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 向日葵さん» すいません、最後と言いましたが、最後の方もう本当にニヤニヤして、最後はふふふふふと気持ち悪い笑いをしてました！笑 (2019年6月9日 13時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - すみれいんさん» すみれいん様、コメント有難うございます！ニヤニヤして貰えたとは本当ですか…！？楽しんで読んで頂けたなら本望です！♪( ´▽｀) (2019年6月8日 23時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 初めまして！一気に読んでしまいました。もう、最後はニヤニヤしました。好きです！ (2019年6月8日 21時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、コメント有難うございます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))応援もとても嬉しいです！アンケートの締め切りはまだですよ〜！「アンケート！(=ﾟωﾟ)ﾉ」にURLを貼らせて頂いているので宜ければご参加下さい！コメントの方は今回、反映されないのでごめんなさい！ (2019年1月13日 10時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年1月8日 2時
