【男主】はなさない【赤】 (ページ9)

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8話ページ9

改まって言われると、ちゃんと聞かなきゃと思い、正座で流星くんの方を見る。

青「俺、神ちゃんと付き合ってんねん」

真剣な表情と、神ちゃんの頬が赤くなるのを見て、2人は幸せなんだ、と微笑ましい気持ちになった。

『素敵だね、ありがとう言ってくれて』

それから、どうやって付き合うことになったかとか、お互いホッとしたのか沢山エピソードが出てきてちょっと驚いたけど

緑「Aはおらんの？好きな人」

好きな人....か

その瞬間、少し前の告白がよぎったけど、あまりいい思い出じゃないからすぐ頭から消し去る。

『残念ながら、仲良い人もいないし....』

すると、流星くんがもごもご口を動かして

青「シゲのこと好きやないん」

へ、

『え』

シゲのこと、て

いきなり話に出てきてびっくり

てかなんで大毅が出てくるの、と思ったけど今まで大毅のそばにずっと居たから無理もないか、と冷静になった。

『だい、きかぁ....優しいし、1番いた時間は長いし、でも』

『好きになるのが、こわい』

俺は弱いし、褒められるところもないし

過去に囚われてばっかり

そんな弱音をぽっと小さな声で吐くと、神ちゃんは手を掴んでぎゅっと強く握ってくれる。

緑「大丈夫、根拠なんてないけど」

青「今は話せんくても、相談したなったら言ってや、軽くなるかもしれんやろ？」

Aに幸せになって欲しい、と言われて少し涙が出そうになる。

こんなにあたたかい人達にあえて良かった。

それから少しして

赤「やっと飯食えるー！」

と大声を出しながら走ってくる大毅

さっきの話思い出して、少し意識してしまうのは気のせいだ

赤「....」

＿＿＿＿＿＊＊

少し相談です...

やはりフラグをつけた方がいいですかね？

少し不安で....

お話はこんな感じで進んでいきます。