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4話 ページ4

物置は特別棟の2階にあって、俺らの教室は三階だから連絡通路を通って行く。


あー、お腹痛い、キリキリする


実は、告白されたいとか言ってるけど女の子苦手なんだよね.....

いや、まず告白じゃないかもしれないね!



少しほこり臭い2階への階段

少し、少しだけど寒気が止まらない。

大毅、ごめん先帰ってとか、言えばよかったと後悔しながら少しずつフラつく足を進める。


ガララ


『ごめん、待たせちゃったよね』


既に先に来ていた後輩が振り向く。

あの人と同じ、黒髪。




「全然!待ってない、です.....」


『ありがとう、えと、なにか....』





あ、痛い。



「あの、ずっと見てました!」



ずきずき




「いつも優しそうな表情で」



じくじく


「だから!好きです!付き合って、ください.....っ!」









ガンガン






『ありがとう、嬉しい』



『でも、初めましてで付き合うのも申し訳ないし、ごめんなさい』






ガラララ





閉まるドアに、校舎の影で暗い室内。


ほこり。



黒髪。


色白。


笑顔。

大声。


『かっ、ヒュ、ーーーーっは、ぁ、っっひ、っぁ、ヒュー、?』


いきができない

くるしい

いたいの

たすけて


『っk、だ、ぁい....っひゅ、』


だいきだいき、だいき





ガラララッ


赤「A!!!!」


だいき


赤「呼吸して、すってー、はいてー、」


だいき




赤「っ、あかん、Aっ」



ごめんだいき



赤「A、ごめんなぁ、すぐ終わるで我慢して」



そのあと、だいきの顔が近づいて、


温かさとか、色々



苦しさが薄れて、しんどくなくなって




ゆっくり意識を飛ばした。






赤「がんばったなぁ、A」


赤「....A」

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作者名:ウサたろ | 作成日時:2021年11月25日 8時

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