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みなさんの宿舎…というかもう私の家でもある場所に帰ってきた。
與「おかえり、頼んだもの買ってきてくれた？」
純「んもうバッチリっすよ」
おかえりなんて、久しぶりに言われた…
なんて感動してる暇はなく、奨くんが既にキッチンに立って夜ご飯の準備をしていることに気づいた。
それってもしかして私の仕事…
「すみません！私もすぐ準備します！」
與「あ、いいのいいの！Aは今日くらい休んでてよ」
「いやいやそんな！」
與「ほんとに！」
「でも…」
與「本当に気にしないで？汐恩、よろしく」
「？」
奨くんがそう言った直後、後ろから誰かに腕を掴まれた。
鶴「まじ奨くんが言ってるから大丈夫だって、俺と話そ」
「びっ…くりした」
鶴「鶴房汐恩っす、汐恩でいいから」
リビングにいた汐恩に見事に引き止められる。
確か汐恩も同い年だったかな…？
「本当にいいの？今日来たばっかりなのに申し訳なくて…」
鶴「逆に今日来たからこそ俺らに歓迎させて欲しいんやけど、それに俺Aと話したかったし」
キッチンから奨くんの「汐恩、怖くないから」という声が聞こえてくる。
怖い…だなんて思わなくて、なんだか私にはチワワのように見える。
「…ありがとう、私も汐恩と話したかったから嬉しい」
ここにいると、なんだか自然と笑顔になれて
昨日までじゃ想像つかない自分がいる。
本当にここに来ること決めてよかった。
鶴「……こんなんならもっと早く話せば良かった」
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作者名：ならみ | 作成日時：2020年4月10日 21時
