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次の日、みんなはスケジュールで朝から夕方までホテルを留守にするため私はひとりで大阪観光をする事にした。
わからないながらも、美味しいものを食べたくていろんなところを歩いていたら
気づけば日が落ちはじめていた。
「もうこんな時間…」
日が落ちる前には帰りたかったけど、正直もう間に合いそうにない。
みんなはすでに帰ってきてるだろう。
帰り道を調べようとスマホを見ると、なんとその瞬間に電源が切れた。
「嘘…」
記憶を辿ってホテルまで戻るしかない。
幸い30分もあれば着くだろう。
途中で道を聞けばなんとかなるだろうし、今頃もしかしたら心配してくれてるかもしれない。
「あの、すみません。○○ホテルってこっちの方向で合ってますか？」
男「合ってるっちゃ合ってるけど、あんなええとこ泊まってんの？羨ましいなぁ姉ちゃん」
「え？あ…いえ、そんな」
たまたま声をかけた人は、少し強面の人で一瞬顔が引き攣る。
男「こっからまだちょっと歩くで？案内しよか？」
「いえ、ひとりで大丈夫です！ありがとうございます！」
男「…なんや、かわええ顔」
「あの………ちょっと、やめて下さい」
最初は普通だったのに、だんだんと表情が変わっていく男の人。
私、とんでもない人に声かけちゃった…？
腕を掴まれて、鳥肌が立つ。
あぁ、こんなんなら明るいうちに帰ればよかった………____
碧「…、……A！」
…………あ
向こうから走ってくる見慣れた人影。
「すかい、」
碧「……ﾊｧ､…あのぉ、俺の連れなんであんまちょっかい出さんといてください」
男「………彼氏？」
「えっ」
碧「そんなとこっす。A、行こ」
「あ………」
…
一瞬の出来事すぎて、状況が飲み込めない。
どうして碧海がここに？
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作者名：ならみ | 作成日時：2020年4月10日 21時
