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お風呂に入って少し落ち着き、ひとりリビングでお茶を飲む。
…今日は、本当に色々あった。
もちろん疲れてはいるけど、それより充実したっていう気持ちの方が強い。
…みんな、優しい人で良かったなぁ
拓「…A?」
「あ………」
声がした方に振り向くと、薄いピンクの髪をした人。
「拓実くん」
すっぴんでこんな可愛いパジャマ着て…ちょっとイタく見られてたらどうしよう
恥ずかしくなって、つい顔を背ける。
拓「あ…大丈夫だよ、可愛いから」
「え」
思わず拓実くんを見ると
髪の毛と同じくらい頬をピンクにしていたから、なんだか力が抜けてしまった。
拓「ごめん、キモいな俺…」
「いやいや!お世辞でも嬉しいです!」
拓「…お世辞やないけどな?」
そう言いながら私の隣に腰掛ける。
お風呂上がりだからか、さらさらの髪からふんわりシャンプーの香りがする。
…この香り、
沢山あるシャンプーの中から、私は拓実くんのシャンプーを使ったみたい。
拓「A、同じ匂いする」
「あ…ごめんなさい、私多分拓実くんと同じシャンプー使っちゃったみたいです」
拓「なんで謝るん?俺嬉しいけど」
…わあ、
そんな整った顔で言われたら、誰だってときめくよね。
拓「俺のならいくらでも使ってええから」
「…ありがとう、拓実くん」
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作者名:ならみ | 作成日時:2020年4月10日 21時