衝撃 ページ48
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ついにやってきてしまった放課後
裕太には用があるから帰れないって言っといた
そしたら‘‘校内放送で流れてたから知ってる’’
ってちょっと不機嫌な声で言われた
そんなこと思いながら社準に向かう
「ッ!……」
宏せんせーと英語の先生が…キス…してる……
私はその場を走って後にした
泣いてる声が聞こえてきた
中庭の方から聞こえてくる
「っ!大貴!?」
そこには涙でぐちょぐちょの顔した大貴がいた
大「(人2)!?なんでここに?
ってか、泣いてるの?」
大貴が泣いてることにびっくりしすぎて
自分が泣いてること忘れてた
「大貴こそ……」
大「最悪……
よりによって好きな人に
こんなかっこ悪いとこ見られるなんて
マジで恥ずかしい
消えたい……」
もしかして私が今日、あの返事したから
それで泣いてるの?
なら泣かせてる原因は私なんじゃん
ごめん、大貴
「そんなことないよ!
私、大貴が泣いてるぐらいで嫌いになったり
かっこ悪いって思ったりしないよ
だから、そんなこと言わないで」
大「そっか、ありがとな!」
ニカって笑う
でも私の前では
「ムリしないでよ」
大「え?なに?」
「私の前ではムリしないで
ありのままの大貴でいてよ
だから泣いてもいいんだよ」
いつも私が辛いときに慰めてくれてた大貴
だから私の前ではムリしないでほしい
大「(人2)、なんか今日 変だぞ
でもありがとーな!
それより(人2)こそ泣いてたじゃん
なにがあったか、話してよ」
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作者名:彩玉 | 作成日時:2015年8月10日 21時