跡取り娘２

＊ ページ26

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今は授業中



つまんない先生の話のせいで睡魔が襲う







裕「A〜」



「んー？」



裕「この前のM1見た？」



「もちろん見たよ」



裕「優勝したコンビ、納得いかなかったな」



「あーね！


無名な芸人がM1で優勝して有名になる

って感じだもんね」



裕「そうそう！


新しい芸人が誕生してほしかった〜」



「あの人たち 既に売れてるもんね」



裕「まぁ好きだけどね 笑」



「私も 笑」



裕「お笑いの話できる人っていいよね〜」



「なんで？」



裕「今まで付き合ってた彼女とか

俺に寄ってくるような人たちって ぶりっ子で

ほんとの姿を見せてくれたことなかったし

そもそも芸人とか そんなに興味ない子たち

だったしね」



「そーなんだ、それなら良かった！」





やっぱりたくさん付き合ってきた子たち

いるんだ……





裕「あ、ごめんね。こんな話」



「ううん！」



裕「だからAは

いつでも ほんとの姿を見せてね」



「う、うん」



裕「Aは何も偽る必要なんてないから


そのままの Aを俺は……

好きになったから」



「ありがと」






なんでいきなりそんな話になったんだろ？





裕「うん」

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