好き……… ページ14
そろそろ始まる予定だと思い、バッグから鏡を取り出した。
別に……………見えないんだけどね、顔なんか。
…………そうしているうち、列は前に進み始めた。
物凄く、鼓動が速くなっていく……………。
ああ、どうしよう。
バレないかな。
どうか、あたしがペンの1人だと思って貰えますように……………！
実際、ペンだし……………。
ウォノオッパの、ペンだし。
……………ただ、あたしが、一応、新人アイドルってだけのこと。
ここに並んでるのは、他の女の子たちとおんなじように、ウォノオッパに触れたい。
ほんの一瞬でいいから………………。
私だけの、オッパだって、嘘でいいから、妄想でもいいから、彼氏みたいに、彼女みたいに、優しく手に触れて欲しいだけで。
それ以上のことなんて………………
望んでもいないし、あり得ないし…………！
そんな祈りを胸に、私は白いテントの中に、身を縮めるようにして、そっと入った。
「？ 」
ミニョクオッパは、何も言わない私に不思議そうにしたけど…………
それでもニッコリしてハイタッチをしてくれた。
足がガクガク震える。
恐る恐る次のジュホンオッパの方に手を差し出すと……………
何故か、ジュホンオッパもぎこちない様子で、手を出した。
「あ、ありがとうごじゃいます。」
へっ？
目が……………笑っていない！
か、感づかれたの？
ますます緊張して、とうとうロボットみたいになる私…………。
それでも……………………
ウォノオッパは、そんなのお構い無しに、私の指に、指を絡めて引き寄せた。
ぅわ……………っ。
だめ、こんなの。
心臓がつぶれそう……………！
い、息、出来ないよ！
ますます下を向くのに、更に力を込めて、自分の方へ私を引き寄せる、ウォノオッパ………………。
気が遠くなりそう……………っ。
手も、やっぱり、スベスベで、肌が……………
お人形みたいに白くて………………。
握られると、苦しいのに………………
手を離すのが…………………凄く嫌だ。
オッパ………………好き。
その瞬間に、また握り返してくるその手を……………やっとの思いで離した。
テントを出た途端に、またさっきと同じ……………暑い空気に……………
むせ返りそうになった。
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えりこ玉(プロフ) - jimizukoさん» ありがとうございます。拙い小説なのに、読んでいただき感謝です。実は今、ちょっとしたスランプに陥ってます。何とか続きを産み落としますので、もう少しお待ちくださいm(__)m 。 (2017年9月21日 9時) (
レス) id: a8727379f0 (このIDを非表示/違反報告)
jimizuko(プロフ) - パス外させるまでずっと楽しみに待ってます(*^艸^*)頑張ってください！ (2017年9月21日 4時) (レス) id: 9dd489196e (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - えりこ玉さん。そうなんですね！そうとも知らずに急かしたみたいになってしまって申し訳ありません。公開されたら楽しく読ませていただきます♪ (2017年9月13日 12時) (レス) id: 45ad75e01c (このIDを非表示/違反報告)
えりこ玉(プロフ) - Haruさんはじめまして。ありがとうございます。実はまだ何も書いていないので、下書きにしようとしたのに、間違いでアップしちゃってます。1話でも書いたらパスはずしますので。もう少しお待ちください。コメ感謝です (2017年9月13日 9時) (レス) id: a8727379f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 作品読ませていただきました！とっても面白くて続きを読みたいのですが、パスワードを教えていただけませんか？ (2017年9月12日 23時) (レス) id: 45ad75e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりこ玉 x他1人 | 作成日時：2017年6月25日 16時
