第54話 ページ9
サクラ「消えた！？」
カカシ「まずは俺を消しに来るだろうが…桃地再不斬…やつは霧隠れの暗部で無音殺人術の達人として知られた男だ。その名の通り、静寂の中、一瞬のうちに隊行する殺人術の事だ。気づいたらあの世だったなんてことになりかねない…俺も写輪眼を全て使いこなせるわけじゃない…お前たちも気を抜くな！」
再不斬「八か所…喉頭･脊柱･肺･肝臓･頸静脈に鎖骨下動脈･腎臓･心臓……さて、どの急所がいい？ククっ」
何処からともなく再不斬の声が聞こえ、その瞬間に辺りに凄まじい殺気が放たれる。
それは以前にも理玖から放たれたモノよりは弱いが、ナルト、サクラ、サスケにとっては恐怖以外の何物でもない。
殺気だけで相手の強さが分かるが、流石木の葉では上位の実力を持つカカシだ。
あの頃よりも強くなったと理玖は何処か嬉しそうに笑みを浮かべていた。
サスケ｢(…眼球の動き一つでさえ気取られ殺される。そんな空気だ……小一時間もこんなところにいたら気がどうにかなっちまう！！ダメだ…これならいっそ死んで楽になりたいぐらいだ……)」
サスケの様子に気付いた理玖は手に持っていたクナイを戻し、そっとサスケの頭に手を乗せて優しく撫でた。
バッと伏せていた顔を上げれば、優しく、それでいて力強い金色の瞳と目が合い…
こちらを見つめる金色の瞳を見ると、何故か震えていた身体が自然と治まってくる。
「大丈夫だから安心しろ」
カカシ「サスケ…安心しろ。お前達はオレが死んでも守ってやる。オレの仲間は絶対死なせやしなーいよ！！」
再不斬「それはどうかな」
突然、理玖たちの間合いに再不斬が入り込み…
刀を構える再不斬に驚き、目を見開くナルトたちだが、理玖と雲雀、骸は始終慌てる様子がない。
それに理玖に至っては何処か楽しそうに笑っていて、金色の瞳には微かに殺気が篭められている。
再不斬「終わりだ」
「終わらせるわけねぇだろ––氷遁、氷結界」
再不斬「っ！？」
「風遁、風龍波」
再不斬の刀が振り下ろされる瞬間に氷遁で氷で出来た結界を作り出し、サスケたちを守り…
更に風遁、風龍波を繰り出した。
龍の形をした風が鋭く、まるで本物の龍のように再不斬に向かっていき…
容赦なく相手を突き破っていった。
しかし、どうやら相手の再不斬は水分身で出来た分身だったようだ。
「やっぱり水分身か…」
再不斬「てめぇ…」
「お前ら、この結界から出るなよ」
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ゆん(プロフ) - 更新いつまでも待ってます (2019年3月3日 19時) (
レス) id: 35cbbdbcc5 (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！何度も読み返していただけるなんて…とても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2016年10月15日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 何度も読み返してます！続き楽しみです！頑張って下さい！ (2016年10月14日 18時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！一度書いてしまうとすぐにまた次が思い浮かんできて以外と楽しいですよ！面白いと言っていただいてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月27日 21時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 面白いです！なんというか、私じゃ全く想像出来ないくらいすごいです！ (2016年9月27日 20時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2016年9月4日 5時
