第53話 ページ8
理玖も骸も、己が使う幻術は忍術で作り出されるモノではない。
完成度が非常に高く、同じ幻術士であった彼らでさえも惑わされた程だ。
それに骸は前世の頃から持つ六道眼を使い、幻術を繰り出している。
その六道眼での幻術をホントに写輪眼が見通し跳ね返すことが出来るのだろうか。
六道「クフフ、それがホントなのか実物ですね」
ボソッと愉快そうに呟かれた言葉は理玖と雲雀の耳にしか入ることがなかった。
近い内にうちはが持つ写輪眼と六道眼で戦ってみたいモノだと骸の六と書かれた左目が怪しげな光を放った。
その左右の色が違う瞳がカカシの写輪を写し出している。
再不斬「ご名答。だが、それだけじゃない…それ以上に恐いのはその目で相手の業を見極め、コピーしてしまう事だ。俺様が霧隠れの暗殺部隊に居た頃、携帯していたビンゴブックにお前の手配情報がのってたぜ？それにはこうも記されていた…千以上の術をコピーした男、コピー忍者のカカシ」
サクラ「(カカシ先生って、そんな凄い忍者だったの？)」
ナルト「すっげぇってばよ！」
サスケ「(どういう事だ…？写輪眼はうちは一族の中でも一部の者しか現れない特殊体質だぞ…もしかして、こいつ…？)」
再不斬「お話はこの辺にしとこうぜ。俺はそのじじいをさっさとやんなくちゃならねぇ」
再不斬の視線がタズナに向けられ、ナルトたちはクナイを手に再度タズナを囲むように立ち…
理玖たちは手にそれぞれ武器を持つだけでタズナを囲みはしない。
まるで、あくまで自分たちは戦うだけと言っているようだ。
再不斬「つっても…カカシ！お前を倒さなきゃならねぇようだな」
その瞬間、その場から再不斬の姿が消え、湖の上に移動した。
平然と水の上に立つ再不斬に理玖は面白そうに笑みを浮かべ、雲雀と骸も戦いたそうにしている。
チラリと一瞬だけ理玖に視線を向けたカカシだが、すぐに再不斬の方に視線を戻した。
理玖やジョット、雲雀、骸は前世の時からこのような立場に立っていたこともあり、常に冷静で相手の殺気にも動じない。
経験の差というのはこういうところで現れ、彼らと自分たちとではその差はあまりにも大き過ぎる。
再不斬「忍法、霧隠れの術」
湖の上に立っていた再不斬は現れた霧によって消え、見えなくなった相手の姿にナルトたちは当然慌てふためく。
慌てふためくナルトたちとは裏腹に理玖たちは何処にいるのか分かっているようだ。
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ゆん(プロフ) - 更新いつまでも待ってます (2019年3月3日 19時) (
レス) id: 35cbbdbcc5 (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！何度も読み返していただけるなんて…とても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2016年10月15日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 何度も読み返してます！続き楽しみです！頑張って下さい！ (2016年10月14日 18時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！一度書いてしまうとすぐにまた次が思い浮かんできて以外と楽しいですよ！面白いと言っていただいてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月27日 21時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 面白いです！なんというか、私じゃ全く想像出来ないくらいすごいです！ (2016年9月27日 20時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2016年9月4日 5時
