【NARUTO×REBORN!】尾獣を宿し者、世界を超える【男主】part2

第56話＊術設定あり ページ12

再不斬「グッ…」

「たったの数十秒でもうボロボロだな、再不斬。けど、まだ終わりじゃねぇよ……闇遁、影螺旋丸」

再不斬「グアッ！」

「水遁、水流縛」

再不斬「っ！？」


影で出来た螺旋丸を容赦なく再不斬に放ち、更に追い討ちを掛けるように湖が水流を作り出し、再不斬の身体を縛り付けてしまう。
容赦なく、隙のない理玖は自在に忍術を使いこなし、相手に反撃する余裕さえも与えない。

ギリギリと再不斬を縛り付ける水流はまるで生きてるかのようで抜け出すことも消すことも出来ない。


「…解」


理玖が唱えた瞬間、再不斬を縛り付けていた水流は元の湖に戻り…
解放された再不斬はそのまま湖の上に倒れてしまう。

なんとか起きようとするが、先程喰らった氷柱舞と影螺旋丸で身体は最早ボロボロで、更に水流縛がチャクラを吸い取ってしまったのか立つことでさえままならない。
全身から血を流し、肩で息を吐き出す再不斬に理玖はゆっくりと近付いていく。


氷結界の中で見ていたナルトたちはあまりの理玖の強さに動揺を隠し切れていない。
まだ下忍になったばかりなハズなのに、簡単に忍術を使いこなしている。
あの再不斬を簡単にボロボロにした理玖だが、今の彼は本気を一切出していない。


「鬼人と呼ばれた再不斬も大したことないな。さっきまでの威勢は一体何処に行ったんだ？」

再不斬「っ…て、めぇは、一体何者だっ…」

「さぁな。でも、これだけは教えてやるよ。俺はお前が思ってるようなただの下忍じゃねぇよ。お前如きの忍なんざ、簡単に倒せるんだよ」

再不斬「くっ…」



確かに理玖が醸し出す威圧感や先程の忍術はただの下忍とは到底思えない。
アレは明らかに上忍レベルをかなり超えていて…

理玖が使った闇遁も普通の忍術では無かったモノだ。
無かったモノを普通に忍術として使ってるとなると闇遁は理玖が独自で作ったということになる。

それに…あの容赦なく、隙のない理玖の戦い方は何処かで身に覚えがあった。



––––––––此処で術設定


闇遁、影螺旋丸(ようらせんがん)

＊ナルトが使う風遁、螺旋丸の闇遁、影verで影で作られた螺旋丸を相手に放つ。

水遁、水流縛(すいりゅうばく)

＊湖や海、川があるところで使える。
水柱が上がり、相手を強く縛り付けてしまい、簡単に抜け出すことも消すことも出来ない。
縛り付けた相手のチャクラを吸い取ってしまう。

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