第46話 ページ1
ナルトたちが無事に下忍になったサバイバル演習から数日が経ち…
あの日から理玖はサスケにも心を開くようになり、サスケも理玖を兄のように慕うようになった。
以前、サスケの中にあったイタチへの復讐心は消え、今のサスケはあの時の真実を知ろうと色々なことを調べている。
ナルトやサクラなどに対する接し方は以前と変わらないが、理玖に対してだけは明らかに違って…
そのため、カカシとジョット、サスケと雲雀、骸が幾度も理玖を巡って喧嘩するようになり、その度に本人に殴られている。
少しサスケの雰囲気も柔らかくなり、自分を兄のように慕うサスケを理玖も弟のように可愛がっていて…
それを見て、カカシとジョットが嫉妬するのは言うまでもないだろう。
カカシ「目標との距離は?」
ナルト「5メートル!いつでも行けるってばよ!」
サスケ「俺も行けるぜ」
サクラ「私も」
「………」
カカシ「よし、やれ」
それぞれが目の前の獲物を捕らえ、カカシの合図と共に飛び掛っていく。
目の前の獲物––猫は今回、捜索依頼を第7班に依頼されたネコで…
ニャアァァァ!とナルトに捕まった猫は当然の如く嫌がり、容赦なく目の前の顔を引っ掻いていく。
猫に顔を引っ掻かれてるナルトの姿に理玖はハァと溜め息を吐き出した。
「トラ、おいで」
猫「ニャ」
腕を広げ、トラに来るよう促せば意外にも素直に近寄ってきて…
近付いてきたトラを優しく抱き上げれば、理玖の腕の中が落ち着くのが心底安心した顔でリラックスしている。
いつものように理玖の肩に居る白牙は羨ましそうにトラを見つめているので、ヒョイと普通に理玖の腕の中に移動し、そのまま眠りに入ってしまった。
カカシ「よし、戻るぞ。任務完了だ」
ナルト「おう!」
サスケ「フッ」
サクラ「やったー!」
「…………」
下忍になってから数日、これまでずっとDランクの任務ばかりをこなしている第7班。
今回の任務ではジョットは暗部としての任務で雲雀、骸は元居た班の担当上忍に呼ばれて此処には居ない。
簡単すぎる任務ばかりで忍界一の実力を持つ理玖は些か飽き飽きしてきている。
暗部総隊長としての任務も最近はあまりなく、それも簡単なモノばかり。
実際、暗部の方は理玖に次ぐ実力を持ち、暗部分隊長を務めているジョットがあっという間に終わらせてしまうので難しい任務はないと言っても過言ではない。
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ゆん(プロフ) - 更新いつまでも待ってます (2019年3月3日 19時) (レス) id: 35cbbdbcc5 (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます!何度も読み返していただけるなんて…とても嬉しいです!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2016年10月15日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 何度も読み返してます!続き楽しみです!頑張って下さい! (2016年10月14日 18時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます!一度書いてしまうとすぐにまた次が思い浮かんできて以外と楽しいですよ!面白いと言っていただいてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2016年9月27日 21時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 面白いです!なんというか、私じゃ全く想像出来ないくらいすごいです! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 1a425b314e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理玖(元海斗) | 作成日時:2016年9月4日 5時