第50話 ページ5
今剣「あ、あにさま?これはいったい…?」
「本丸の中は涼しいが、外はかなり暑いだろ?だから、夏の間だけでも外でも涼しく過ごせるようにな此処だけ海にしたんだよ」
薬研「海!?」
「あぁ。広さはお前ら全員が入っても余裕だし、本丸に水が入らないように結界も張ってある。後、結界の中に自然の風も入るように施してあるから身体を壊すことはないだろ」
それだけのために一瞬で庭全体を海に変えてしまう理玖の行動力や能力の凄さに開いた口が塞がらない。
本当に海の周りに結界が張ってあるようで、水は本丸に入ることもなく…
唖然としていたが、次第に刀剣たちの顔は嬉しそうな笑顔が浮かび始める。
この蒸し暑い日が続く真夏に、かなりの暑さで刀剣たちが参っていたのも事実で…
あの短刀たちでさえエアコンの冷房が効いたこの本丸から一歩も外に出たくないと思う程だ。
しかし、そんな自分たちを思って理玖は暑い日の外でも涼しくも楽しく皆で遊べるように海を作ってくれた。
蜂須賀「っ、理玖さん!本当に入っていいのかい!?」
「当然だろ?そのために作ったんだ。ほら、水着は前に渡したことあるだろ?着替えてから遊んで来い」
浦島「やったーー!!兄ちゃん、早く入ろうぜ!」
厚「いち兄、早く早く!!」
乱「わーい!理玖さん、ありがとうー!」
一期「あ、お前たち!待ちなさい!」
鶴丸「よっしゃ!最高の驚きを見せてやるぞ!」
燭台切「ちょっと、鶴さん!海で悪戯しちゃダメだよ!」
堀川「兼さん、早く入ろうよ!」
和泉守「待てって、国広!」
山伏「カカカ、兄弟!俺たちも入るぞ!」
不動「長谷部、俺たちも行こうぜ!」
長谷部「分かってる!」
今剣「岩融、はやくはやく!」
石切丸「今剣、焦ると転んでしまうよ」
短刀、脇差を中心に大はしゃぎで以前に理玖から貰った水着に着替えに行ってしまう刀剣たち。
早く入りたいという気持ちが急くようで、忙しなく廊下を走っていく刀剣たちだが、普段そのことで怒る燭台切や歌仙も同じように走っている。
きっと、普段は落ち着いていてはしゃぐことのない刀剣でも、好きにはしゃげるだろう。
各刀派部屋に走っていく彼らの背中を理玖は微笑みを浮かべながら見つめていて…
彼らの笑顔を見ていると、思い付いて良かったと改めて思える。
「お前は着替えないのか?三日月」
三日月「そうだな、兄様が入るなら俺も入るぞ」
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ふー - 重要なお知らせを開いてもないのですがどうしたらいいですか?何回も読んでしまいます❤️ (2021年12月4日 20時) (レス) @page28 id: eeeb0ed6b6 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫1117(プロフ) - 理玖さんの小説とても面白いです!…そこで、リクエストしたいんですけど[テニプリ]の小説リクエストしたいです!高校は立海で!突然すみません!! (2019年9月22日 11時) (レス) id: 553a215cd8 (このIDを非表示/違反報告)
ノクト - 理玖さん、いつも面白い作品有り難うございます。俺は一人っ子ですが、アレルギーで色々言われる事があるので、家族に言われる嫌味さ?見たいな事は分かります。でも頑張って下さい!応援してます。後、俺は女です。 (2018年4月26日 1時) (レス) id: 0d55308d0a (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます (2017年11月20日 21時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゆっくりでもいいから頑張ってね(⌒▽⌒) (2017年11月20日 16時) (レス) id: 55dc620b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理玖(元海斗) | 作成日時:2017年7月12日 14時