第60話 ページ15
*此処から夢主の出番はちょくちょく出て来るぐらいになります。
少しの間、加州と大和守で薄桜鬼コラボです。
後に和泉守、堀川、長曽袮も過去に来ます!
–––––––––––––
大和守side
遠くから聞こえてきた悲鳴に清光と顔を見合わせ、僕たちは走ってその場所へと向かって行く。
あの声は忘れるハズもない…
今でも忘れることがない人たちの一人、新選組の預りの身だった女の子––雪村千鶴ちゃんだ。
走って来た僕たちが見たのは髪を白に染め、血のような赤い瞳をした浅葱色の羽織を羽織ったヤツらが浪士を襲ってるところだった。
その近くでは千鶴ちゃんが顔を青褪めて身体を震わせていて…
明らかに正気とは思えないヤツらは––羅刹だ。
大和守「清光」
加州「分かってる」
僕の言いたいことが分かってるようで、清光は一つだけ頷いて本体を抜き取り…
それに倣って僕も本体を抜き取った。
近くに見知った大好きな人たちの気配を感じるけど、今は目の前に居るアイツらをどうにかしないとダメだ。
僕と清光は同時に地を蹴り、一気に相手と間合いを詰めた。
打刀である僕と清光はなんとか夜目が効くから相手を斬ることは出来る。
僕たちの存在に気付いたヤツらが構える前に素早く心の臓に思いっきり刀を突き刺した。
刀を引き抜けば、ヤツらはその場に倒れて生き絶えた。
加州「……なんか、悲しいな」
大和守「そうだね。血に狂ってしまったって言ってもコイツらは列記とした仲間だったのに」
目の前で生き絶えるコイツらは元々は新選組の仲間だったのに…
人間の身勝手な実験に使われ、こうして最後は殺されてしまう。
でも、僕たちも最初はそんな彼らの元に居たんだよね。
刀に着いた血を振り落として鞘に戻せば、それと同時に近付いてくる気配に振り返れば…
やっぱり、会いたくて会いたくて仕方なかったその人たちの姿があった。
沖田「君たち、何者なの?」
斎藤「それにお前が羽織ってるモノは新選組の羽織ではないか?」
加州「……」
沖田「千鶴ちゃん、大丈夫?」
雪村「は、はい!その人たちが来て下さったので」
沖田くんたちが既に千鶴ちゃんと出会っていて、沖田くんの腰には清光が差さっていない。
そうなると、これは池田屋事件が終わった後だ。
僕たちに鋭い眼光を向けてくる彼らは一度屯所に来いと言うので素直にそれに従い、一緒に屯所へと歩いていく。
今日から一週間、僕と清光の屯所生活が始まる。
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ふー - 重要なお知らせを開いてもないのですがどうしたらいいですか?何回も読んでしまいます❤️ (2021年12月4日 20時) (レス) @page28 id: eeeb0ed6b6 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫1117(プロフ) - 理玖さんの小説とても面白いです!…そこで、リクエストしたいんですけど[テニプリ]の小説リクエストしたいです!高校は立海で!突然すみません!! (2019年9月22日 11時) (レス) id: 553a215cd8 (このIDを非表示/違反報告)
ノクト - 理玖さん、いつも面白い作品有り難うございます。俺は一人っ子ですが、アレルギーで色々言われる事があるので、家族に言われる嫌味さ?見たいな事は分かります。でも頑張って下さい!応援してます。後、俺は女です。 (2018年4月26日 1時) (レス) id: 0d55308d0a (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます (2017年11月20日 21時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゆっくりでもいいから頑張ってね(⌒▽⌒) (2017年11月20日 16時) (レス) id: 55dc620b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理玖(元海斗) | 作成日時:2017年7月12日 14時