第7話 ページ9
場所は変わり、此処政府ではあの更生不可能とまで判断されていたブラック本丸が新しく審神者を迎えたと言う報告をこんのすけから受け、衝撃が走っていた。
そのブラック本丸に居る刀剣たちの手によって前任だけでなく、政府が送り込んだ新しい審神者も説得を試みた政府の役人も何人もが殺されている。
そのため、これ以上の被害を出さないようにと政府の者も半ば諦めかけていた。
だが、そのブラック本丸で新しく審神者を迎えたという報告は衝撃以外の何物でもない。
しかも、その者は人間ではなく、世界を造った創造神であり神々の頂点に立つ最高神と来た。
これではただの人間である自分たちでは何も出来なくなってしまった。
創造神で最高神にただの人間が逆らうということは最早死を意味しているのだ。
『和樹、確かお前はあの本丸の担当だったな。悪いのだが、事実確認をしてきてくれ』
茂庭「分かりました」
和樹と呼ばれた者は上司の言葉に頷き、早速荷物を手に問題であるあのブラック本丸へと事実確認に向かった。
そんな彼が密かに笑みを浮かべていたことなど、政府の者は誰一人として知らない。
転送装置で政府からブラック本丸へと来た和樹は本丸の変わりように思わず目を見張ってしまう。
以前来た時は空気が黒く淀み、誰の物かも分からない血臭が漂い、刀剣たちの殺気が満ち溢れていたハズ。
なのだが、今目の前の本丸は本当にあの時の本丸なのだろうか…
正にあの時とは正反対に空気が澄んでいて、草花も木々も馬や畑も生き生きとしていて…
本丸全体が暖かく、優しい霊力で包み込まれている。
茂庭「流石、最高神様だ」
こん「和樹様、お待ちしておりました！」
茂庭「こんのすけ、悪いね。あの方の元まで案内お願いするね」
こん「はい！ですが、気を付けてくださいね。刀剣男士様たちが最高神様のお陰で救われたとは言え、人間を酷く憎み、恨んでおりますので」
茂庭「大丈夫だよ、君が心配することは何もないから」
顔を曇らせるこんのすけの頭を優しく撫でてから和樹はこんのすけの案内で理玖が居る元へ向かっていく。
向かう途中、過ぎ行く景色全てが心地良くて、本当にあの時とは正反対。
理玖や刀剣たちが居る本丸の大広間に近くにつれて和樹の口元には笑みが浮かんでくる。
勿論、和樹の前を歩くこんのすけはそんな和樹の様子に気付く様子はない。
これからの事実を目の前の小さな生き物は受け止められるのだろうか––
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
