第40話 ページ43
もしかしたら、今回の演練を機に審神者を辞めたいという者たちが出て来るかも知れない。
真名を知られ、刀剣たちを縛れなくなり、裏切ったりすれば簡単に殺される。
そんなことになるならば刀剣男士から、最高神から逃げてしまいたい。
薬研「ま、審神者を辞めて俺たちから逃げれても理玖さんからは一生逃げられねぇけどな」
大倶利「……理玖さんが最高神だってことを忘れるなよ」
「さて、もうこの演練会場には用はない。そろそろ皆が待ってる本丸へ帰るか」
鯰尾「はい！」
厚「帰ったら思いっきり遊ぶぜ！」
怯える人間たちなど眼中にないのか、途端に賑やかに話しながら笑い出す理玖たち。
先程までの殺気に満ちた雰囲気が嘘のように穏やかに笑う彼らは来た時と同じように理玖を先頭にして歩き出す。
厚や薬研、鯰尾が理玖の大きな背中を飛び付いて頭を撫でられて、それに三日月が嫉妬して気付いた理玖にからかわれて…
楽しそうに笑う彼らは本当に元ブラック本丸だったのかと問いたくなるぐらいに幸せそうで…
それはきっと、主が理玖だからだろう。
楽しそうに、幸せそうに笑う彼らの後ろ姿を和樹は優しく微笑みながら見つめていた。
最高神と共にあるこれからの彼らに幸あらんことを、と祈りながら––
こん「…和樹様」
茂庭「ん？あぁ、こんのすけ。どうしたの？そんなに真剣な顔して」
こん「お聞きしたいことがございます」
茂庭「最高神様の本丸に居る刀剣男士のことだろ？そうだね、そろそろ君も知る必要がある。今度、本丸に行くから着いて来るといい」
こん「はい、分かりました」
こんのすけや政府の役人でさえも知らない事実––
何故、理玖の本丸に居る刀剣男士が皆、本霊であるのか––
それは理玖も和樹も、そして刀剣男士たちも知ってることだ。
しかしながら、この事実を目の前に居るこんのすけは受け入れることが出来るのだろうか。
只でさえ、最高神の理玖、閻魔大王の和樹、本霊の刀剣男士と信じられない事実ばかりが発覚しているのだ。
真剣な表情で頷き、ポンッと音を立てて煙と共に姿を消したこんのすけを横目に和樹は理玖たちが歩いて行った方向を見つめていた。
–––––––––––……
三日月「ただいま戻ったぞ」
今剣「あ、おかえりなさーい！みなさん、あにさまたちがかえりましたよー！！」
長谷部「理玖様がお戻りになられたのか！？」
燭台切「おかえり、理玖さん、皆」
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
