第38話 ページ41
「そうか」
理玖の指示で和樹は毎度のようにブラック本丸に加担した政府の役人を全て生きたまま地獄に堕とし…
しかし、それでも理玖は無表情で冷たい光を金色の瞳の奥に放ったまま。
ブラック本丸の審神者とそれに加担した政府の役人が全て生きたまま地獄に堕ちたというのに全く嬉しくもない。
ブラック本丸の審神者、加担した政府の役人が生きたまま地獄に堕ちたところでソイツらによって負わされた刀剣たちの心の傷は癒えることはない。
何度も何度も欲深き人間たちによって傷付けられ、苦しめられた刀剣たち。
それは此処に居る三日月たちも同じ。
癒えることのない心の傷をずっと持ったまま歴史のためにと戦い続ける。
「人間など、居なくなればいい」
先程対戦した朝霧は刀剣たちにとても信頼されていて、他の人間とは違うと感じたが…
それでもやはり人間は人間。
いつ自分の欲に支配され、醜くなり、刀剣たちを傷付けるか分からない。
たとえ、今はそうでなくとも、何年後、何十年後と変わるかも知れない。
そう考えれば、やはり人間など居なくなればいい。
いつもは力強い光を放つ金色の瞳の奥は人間に対する憎しみ、嫌悪感、殺意、恨みに染められていた。
「和樹、引き続き政府の方は頼んだぞ」
茂庭「畏まりました」
「それと……朝霧、いや、–––のことも調べとけ」
審神者名である朝霧ではなく、明らかに真名と思われる名前を三日月たちの前で口にした理玖。
本人から告げられた訳でもないのに朝霧の真名を知っていた。
更に理玖が朝霧の真名を三日月たちの前で口にしたことによって、彼の存在は本霊の三日月たちに囚われてしまい…
九十九神に真名を知られてしまうと地位が下がり、彼らを縛るモノがなくなってしまう。
神隠しにも合いやすくなってしまったと言うのに、何故理玖は三日月たちの前で朝霧の真名を口にしたのか…
小狐丸「兄様、何故私たちの前であの人間の真名を？」
「アイツの刀剣でなくても、お前らは刀剣男士の本霊。本霊が人間の真名を知れば、必然的にもアイツの刀剣たちにも伝わる。要するにもうアイツは刀剣たちを裏切れないってことだ」
たとえ、それによって審神者が変わったとしても真名を知られてしまえば刀剣たちを縛ることは出来ない。
いくらブラックに染まろうとも、裏切ってしまえばそこで終わり。
ブラックに染まっても神隠しに合いやすくなり、殺されやすくなったということ。
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
