第25話 ページ28
その言葉と同時に和樹と後ろに控える部下たちは姿を変え…
更に彼らの後ろからはいつの日かも出した黒い渦のようなモノが現れ、それはゆっくりと確実にブラック審神者たちの方へと進んで行く。
黒い渦から放たれる禍々しく不気味な雰囲気とそこから聞こえてくる沢山の悲鳴や泣き叫ぶ声、呻き声、助けを呼ぶ声にブラック審神者だけでなく、この場に居る全ての者たちが悟ってしまった。
これは生きたままの人間を堕とす地獄への入り口なのだと––
必死に泣き叫びながら悲鳴を上げ、逃げ回り、自分たちで顕現させた刀剣たちや周りの審神者や政府の役人に助けを求めるブラック審神者たち。
しかし、現実は残酷で––
助けを求められた他の審神者や政府の役人は恐怖のあまり巻き込まれないように遠ざかり、顕現させた刀剣たちは言霊も呪具の効果も理玖によって解かれたために助けようとしない。
『いやぁぁぁ！！ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！！謝るから、刀剣たちを傷付けたことを謝るからぁぁ！！』
『やめてくれぇぇ！！嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！』
『お願いだから助けてよぉぉ！！貴方、最高神様でしょ！？お願いだから、謝るから、助けてよぉぉ！！』
顔(かんばせ)を涙や鼻水やらで汚くさせながら必死に最高神である理玖に泣き縋り付くブラック審神者たちの愉快で滑稽で、なんとも無様な姿に理玖は只々冷徹な笑みを浮かべるだけ。
その間も黒い渦はゆっくりと近付いて来ていて、どれだけ彼らが逃げ回ろうとも絶対に追い掛けてくる。
生きたまま地獄に堕ちるというのは人間にとっては恐怖、絶望以外の何物でもない。
地獄に堕ちてしまえばどれだけ死にたいと思っても死ぬことは出来ない。
何故なら、地獄はもう死の世界なのだから––
「なんとも無様な姿だな、哀れな人間共。なんの力もない貴様ら人間共が付喪神で"神"の末席である刀剣たちを傷付けて良いわけがないだろう。付喪神の刀剣たちを従えてると言えど、所詮は人間であることに変わりはない。審神者で無くなれば力もない只の無能な生き物に戻るだけよ」
茂庭「そして、無能な人間の君たちが最高神様の怒りに触れた今、君たちに訪れる運命は–––滅びだけ」
「今はまだ目の前のこのゴミ共だけで済ましておくが、覚悟しとけ。これ以上、刀剣たちを傷付けるなら…その時は善悪関係なく、人間界諸共滅ぼす。俺たち神から逃げられると思うな」
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
