第22話 ページ25
偶に本丸に来る鳥などの翼を触ったりするが、それよりも遥かに柔らかく、一度触ると癖になってしまいそうだ。
手触りはとても柔らかく、見た目も儚いのにどれだけ短刀たちが羽に触れても抜けることがない程に頑丈で…
だけど、きっとそれも最高神だからかも知れない。
小夜「柔らかい…」
愛染「それにこれだけ俺たちが触ってるのに全然一本も抜けねぇな」
三日月「ふむ、そんなにか？なぁ、お前様。俺も触ってみたいなぁ」
「お前な、短刀たちが居るんだからそういう顔で強請ってくるな。後でな」
三日月「はっはっは、それはすまんかったなぁ」
三日月が浮かべたそういう顔というのは褥を共にする時にうっとりとした甘ったるい表情で…
褥の中で自分だけに見せるならまだしも、此処には他の刀剣たちも居るのだ。
いつものぽやぽやとした笑みを浮かべる三日月を横目に後でお仕置きだと理玖は黒い笑みを零した。
その黒い笑みを見た瞬間、何やら三日月の背筋にゾクッとした悪寒が走り抜け…
何故か言い様のない嫌な予感がしてくる。
口元を狩衣の裾で隠しながらも僅かに冷や汗を流し、これはまた自分は動かなくなってしまうと思わず悟ってしまう。
岩融「はっはっは、三日月、また動けなくなるかもな！」
三日月「っ！？い、岩融！」
今剣「でも、あにさまにだきつぶされるのは三日月もほんもうですよねー」
三日月「そ、それは確かにそうであるが…」
大好きな旦那様に指一本も動かせなくなるぐらいに愛されるのは三日月にとっては嬉しいこと。
激しく穿ちながら何度も深く口付け、耳元で愛してると囁いてくれる。
三日月が必死に求めれば理玖も応えてくれて、理玖も自分を求めてくれる。
その度に自分はこんなにも愛されるのだと実感出来て、終わった後に胸を占めるのは理玖への愛おしさと幸福感だけ。
顔を真っ赤に染めながら口元を狩衣の裾で隠し、褥でいつも感じる愛おしさと幸福感を思い出して微笑みが浮かんでくる。
三日月が浮かべた微笑みは本当に綺麗で、天下五剣で一番美しいと言われているが更に美しくなった。
五虎退「三日月様、理玖様とご一緒するようになって一段と綺麗になりましたね」
後藤「人間たちの間では恋は人を綺麗にするって言う言葉があるらしいぞ」
包丁「人間たちの受け入りはしたくないけど、正にその通りかも」
理玖の羽を触り終えた短刀たちや他の刀剣が更に美しくなった三日月を微笑ましげに見つめていた。
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
