第15話 ページ18
今剣「うわぁ、とうとう三日月は理玖あにさまとけいやくをむすんだんですね」
小狐丸「まだかまだかと思っていましたが…やっとですか」
大和守「え、なんで驚いてないのさ」
殆んどの刀剣たちが衝撃以上の驚愕を受けたのにも関わらず、今剣と小狐丸だけは平然としている。
逆にやっとかと安堵してるようで、思わず大和守がツッコミを入れてしまったのは仕方ないことだろう。
それに最初は驚愕していた石切丸や鶴丸、岩融もなんとか落ち着きを取り戻し、安堵の息を吐き出している。
まだ三条宗近の元に居た時から三条派や鶴丸は理玖と三日月の二人を見て来た。
お互いを心から愛し合っていた二人。
だが、最高神である理玖は沢山やることがあるので、天界に戻ってしまい、何百年と離れ離れになっていたのだ。
付喪神で自分の神域を持っていても理玖のように天界に行けるわけじゃない。
そのせいで三日月は何百年もの長い時の中でずっと理玖を待ち続けていた。
岩融「理玖兄者と居られることこそが三日月の本当の幸せなのだ。その三日月がやっとずっと一緒に居られるという幸せを手に入れたのだ」
鶴丸「驚いたが、こんな幸せな驚きも良いかもな。兄者と三日月が幸せなら俺たちも幸せなんだよ」
誰よりも近くで理玖と三日月の二人を見て来た彼ら。
二人の幸せは自分たちの幸せ––
声音からも眼差しからも表情からもそう言ってるようで、そんな彼らに他の刀剣たちも落ち着きを取り戻し、今度は笑みを浮かべた。
確かに鶴丸や岩融の言う通りかもしれない。
理玖と離れてる間の何百年、この本丸で散々苦しんだのだ。
その苦しみから解放されてまた幸せになれたのだろう。
今以上に嬉しいことなんて今まで一度も無かった。
とてもめでたくて、とても幸せだ。
大倶利「…確かにお前の言う通りだな、鶴丸」
鶴丸「お、珍しくお前が同意してくれたな！くり坊！」
大倶利「ぐっ！？てめ、何しやがる！」
燭台切「ちょ、伽羅ちゃん！落ち着いて！」
鶴丸と大倶利伽羅、燭台切のいつもの騒がしさのせいで途端にその場は笑い場に変わり、以前とは比べ物にならないぐらいに皆、いい笑顔を浮かべている。
いつの間にか審神者部屋から大広間にやって来た三日月はそんな彼らを微笑ましげに笑いながら理玖の隣に腰掛け…
それに気付いた刀剣たちが我先にと理玖と三日月の周りに集まってくる。
その日の夕餉はいつまでも笑いや賑やかな声が絶えなかった。
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理玖(元海斗)(プロフ) - 腐男子さん» コメントありがとうございます！青鬼=ブルーベリー色の全裸巨人、でしょうか！？その全裸巨人が誰か分からないですが、面白かったようで良かったです！因みに巨人は……常に全裸ですよ(｀･ω･´)ｷﾘこれからもよろしくお願いします！ｯ (2017年8月9日 15時) (
レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
腐男子(プロフ) - 青鬼で、ブルーベリー色の全裸の巨人が頭に浮かんで吹いてしまったww (2017年8月9日 12時) (レス) id: 0ac4eb286b (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 萠さん» コメントありがとうございます！続編、待っててくださるのですか！？ありがとうございます(*´∇｀*)頑張って続編も完成させますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月10日 3時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
萠 - 続編待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6855e4cbe (このIDを非表示/違反報告)
理玖(元海斗)(プロフ) - 空絵エスカさん» 返信遅れました！成る程、やはりそうでしたか。四男、めっちゃ男前ですね！これぞニキですね。次男と三男も四男を見習ってください(笑) (2017年7月9日 16時) (レス) id: cad6e37131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理玖(元海斗)
| 作成日時：2017年6月18日 7時
