To my dear

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「…いいですよ」

「えっ！ほんとですか？」

「ふふ、はい」






やった！って小さくガッツポーズした松島さんが可愛く見える



松島さんは私のことをどう思ってるんだろう、？

"デート" という単語が出てるから、好意を抱いてくれてるのは間違いないと思うんだけど…



なんか、久しぶりの感情に胸が高鳴った









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「西本さんおはよう。体調良くなった？」







デスクについたら、中島さんが声を掛けてくれた

私の周りには優しい人が多いんだなって改めて実感する



大丈夫です！って返事をしたら、そりゃ良かったって微笑まれた



…今日からまた仕事頑張るぞ〜！








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「A」

「ん？」

「昨日の会議なんだけど…」








菊池から説明を受けて、最後の準備を始める

プロジェクトももう終盤に差し掛かってて、
あとは新商品を製造してそれを売り込みに行くだけ。









…そっか。もうそろそろ松島さんと会えなくなるのか、

寂しいなぁ。




偶然松島さんとぶつかったことがきっかけで新商品の開発があることを知って、

松島さんと同じプロジェクトに携われて楽しかった









ー僕と、…デートしてくれませんか？





素直に嬉しかった。
だって、この大きい社内でたまたま会うことは稀だから

これからも続くかもしれない関係に胸を高鳴らせながら、デスクに置かれた仕事に目を向けた




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